夢が正夢に・・・ガブ店長本日、永眠。 | 古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

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古民家の雑貨屋さん『アート工房 風』です。
岡山県の和気町で雑貨屋&クラフト工房をしています。
古民家をリノべして、沢山の雑貨を展示販売できるSHOPにしました。
隠れ家的な工房の日々の暮らし、ちょこっとのぞいて見てくださいな。

工房の名物店長で、劇団員たちのアイドルでもあった

ガブ店長が、本日夕刻永眠しました。

 

 

計算では16歳と3か月。

ネコにしては長寿な方だと思います。

 

 

一生のうちに3度ほど死にかけ、

そのたびに舞い戻ってきた奇跡のネコ

でしたが、寄る年波には勝てず、静かに

眠るように逝きました。

 

 

今までかわいがってくださったお客様、

子供たち、劇団メンバーたち・・・

ありがとうございました。

 

 

ガブリエルの名の通り、本物の天使に

なって飛んでいきました。

 

 

これからはきっと炎の守護天使として

私たちを見守ってくれると思います。

 

 

長い間、私たちと一緒に暮らしてくれて

ありがとう!沢山の愛をありがとう!

 

 

 

今年に入って、まだ正月気分も抜けない松の内。

ガブ店長に関する不思議な夢を見ていました。

 

その時から、もしかしたら今年?

そんな予感がしていました。

 

 

春先から、時々てんかん発作が起こるようになり、

高齢なのも手伝って、覚悟はしているつもりでした。

 

 

けれどもその存在を失ってみて初めて、

小さな毛玉の茶色い生き物が私たちに

くれていたものの大きさが身にしみます。

 

 

しばらくは、この喪失感を埋めることが

出来ないでしょう。

 

 

いまはただ、ありがとう!という感謝を伝え、

冥福を祈りたいと思います。

 

 

今年に入って見た不思議な夢・・・

 

私は白馬に乗って森の中を歩いていました。

木が茂ったすがすがしい森の中です。

 

時折顔にかかる小枝を手でよけながら、

森の細い道を抜けていきます。

 

 

鳥がさえずり、動物たちの楽園のような悠久の森。

けれどもどこか物悲しい空気も流れていました。

 

 

その森の道にガブ店長が現れました。

 

『ついて帰る!』とずっと馬の後を着いて来ます。

 

 

「そこに居なさい!アナタはこの森から出たらだめだ!

 連れては帰れない!アナタはこの森を出たら、

 祟り神になるから!

 ここに居なさい。ここは動物たちの国だから!」

 

そう言って踏みとどまるように言うのだけれども、

さみしそうな顔をして、とことこ、とことこ着いてくる。

 

 

「ダメだよ!この森を出たら!」

 

森の出口には小さな車止めのような石塔が

立っていて、そこから動物たちは外には

出られないようでした。

 

 

ガブ店長は白いハトに姿を変えて、

それでも着いていく!と私の周りを飛び回ります。

 

「ごめんよ、動物と人間は行く世界が違うから

 アナタを連れて行ってはあげられないんだよ。

 ここに居な!いつかまた、会える時が来るから!」

 

 

そういうと、しぶしぶあきられたのか、元の

茶虎のネコの姿に戻り、森の出口の石塔の横で

ちょこんと座って、いつまでもいつまでも

私を見送っていました。

 

 

甘えたで、寂しがりなガブ店長。

人が居たらすぐに膝の上に乗るか、

背中に寄っかかって座るか・・・。

 

 

コタツを出したら、コタツを占拠、

お嬢のベッドは自分の寝床と思い、

私のことは飯炊きババアくらいにしか

思っていなかったかもしれない。

 

 

亡くなる前日、もうほとんど自力で動けないのに、

這って行ってお嬢のベッドの足元で寝ていました。

 

 

何度寝床へ連れ戻しても、そこに戻る。

ガブちゃんなりの、最後のお別れだったんだな・・・。

 

 

お嬢を恋人くらいに思っていたガブ店長。

最後まで離れたくなかったんだな。

 

 

愛し、愛されて幸せなニャン生だったと思う。

 

 

私たちも幸せだった。

ありがとう!ガブちゃん。