里村&彩羽の共通の師匠である長与千種さんが見守るなか、チーム200kgという日本女子プロ界最大のインパクトを持つタッグチームと対戦。激戦を展開した。
これまでも何度も書いてきたように、私は重みの伝わってくる真のヘビー級のプロレスが好きだ。ところが現代プロレスの特徴は、打撃と大技の撃ち合いオンパレードで、しかもスピーディーに動き、技を連発するのがスタンダードになっており、その方が会場ウケもいい。
だがこの2人の対決は、それとは一種異なる雰囲気があった。一発一発の重みをしっかりとその身体に感じるような微妙な間があり、それが私にとってはよりリアリティーに感じられ、実に重みのある真のヘビー級を感じたのだ。
中盤に見せた潮崎の、ジャンボ鶴田なみの拷問コブラツイストも説得力があった。現代プロレスは絞め技の攻防も少なくなっているが、こういったジワジワくる絞めあげは、プロレスの攻防においては本当に重要なものだと思う。
見た目に派手な投げ技や打撃技の応酬が悪いとは言わないが、猫も杓子も…、という展開には本当にウンザリしている。こういった攻防をもっと大事にしてほしいと私は個人的に願っている。
プロレスのヘビー級は一撃の重み、それこそが真実であり、真理だと思う。たった一発の攻撃で相手をブッ倒す痛みと重み、そんな説得力を出せる技を放てる選手こそが、本物のヘビー級だと思う。
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