プロデューサーの能力が大会成功の如何を決める!? | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。



 プロレスの興行において、重要な役割を担っているブレーン、マッチメーカーという役職。いかにして人々の心を掴み、周囲の目耳を集める刺激的なカードを成立させることができるか、それこそ興行の成否はその手腕にかかっているともいっても決して大袈裟ではない。

 選手が何を求め、ファンが何を求めているのかを敏感に感じとり、それを実現させるために尽力する。これは口でいうほど簡単なものではない。

 選手がどんなに望んだものであっても、ファンが興味を示さなければ何も意味がない。逆にファンが望んだものであっても、選手がやる気のない闘いを強引にやらされていたのでは、人々を魅了する闘いになど昇華できるはずがない。

 誰もが望んだ最高のものを造り続けることなどそうそうできるものではないが、仮に選手が納得していない闘いでも、それを納得させて試合にのぞめる気持ちにもっていくのも、プロデューサーの大事な仕事のうちのひとつ。

 例えば普段から当たり前のように何度も組まれているカードでも、今回は特別なんだという意識を周囲に植え付け、スペシャルマッチに仕立て上げるアイデアをアレコレ考えるのも、プロデューサーの仕事のうちのひとつ。

 そういった舞台裏での重要な役割をいかに無難にこなすことができるのか、本当にプロデューサーというのは大変な仕事だ。

 だから形となって出てくる試合というものに対して、見ているだけの側の人間が偉そうにこれは成功、これは失敗などと上から目線の発言をするつもりはない。

 ただどう見てもこの団体の運営は円滑に進んでいるな、とか、逆にちょっと大丈夫なのか?と心配になってしまうのは仕方のないところ。私がどうこういうまでもなく、それは多くの人が感じているところだと思う。

 ただ人間というものは面白いもので、ハッピーエンドの感動物語を好んで見たがる人もいれば、ドロドロの愛憎劇を好んで見たがる人もいる。

 美しいものと醜いもの、他人事だからこそ、単純に面白がれる手軽さがいいのか、プロレス興行においてどっちの要素が人をより惹き付けることになるのか、それは実際にやってみないと分からない。

 マリーゴールドとスターダム、この2つは今、物凄く両極端な形で進んでいる気がする。でもどっちが理想的で、どっちが正解なのかは私が判断するものではない。

 それでも時間の経過と共に、顕著でシビアな答えが出てくるんだろうな…、と、そんな気がする。一年後、二年後、どちらの団体が日本女子プロレス界の盟主となっているのか!? 

 プロレスという興行事業において、他人を惹き付ける能力に長けている者が仕切っていなければ、そこに成功はない。逆にその能力に欠けている人間が仕切れば、満足な集客は得られない。

 いかに有能なプロデューサーを就けるか、プロレス団体において、それは重要なポイントなのだ。




  

  

 

 

 

 

 


 

 



 


 


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