今日の一言④懲りない人たち | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


 どこまで本気で言っているのか知らないけど、ちゃんとこれらを実行すれば、必ずや人気は回復すると思う。逆に万一、有言不実行にでもなったりしたら、そのときは本当に新日本プロレスはファンからの信頼をすべて失い、大変な事態に陥ると思う。言ったからにはちゃんとやらないと!

 前からこのブログで書いているように、私の持論は、背広組は決して表舞台に出てくるべきではない。プロレスという分野は、選手が商品であり、その選手が行う試合が見る者に感動を与え、ビジネスとして成り立っている。だから“選手=リスペクト”の対象であり、この選手が単に背広組に動かされているだけなんてことになったら、それはファンを失望させるだけ。

 実際に会社組織である以上、選手は会社に動かされている要素は多分にあるのだが、それは裏事情の話として、決して表に見せる必要はない。リングで縦横無尽、自由に闘っている選手たちが、実は背広組の操り人形だ、なんてなったら興醒め。そういう意味でもかつてのように、現役選手や選手出身の人間が社長をやっている方が、対外的には色々と都合がいい。

 だから棚橋が社長に就任した際は本当に喜ばしいことだったのだが、何かにつけて出張ってくるこの会社のオーナーを見る限り、やっぱり今のこの会社のワンマン体制は変わらないんだな、という気になった。

 しかもこのオーナー、やたらと現場に介入してくるでしょ!? ほとんど悪い意味で。もし棚橋を自分への弾除けというか、ただのクッションとして利用しようとしているのだとしたら、それはもう最悪。組織の長として口を出すのは仕方ないにしても、完全に裏に撤するべき。もしくはマクマホンJrみたいにリングに上がって試合までやりますか?それこそEVILなんて目じゃないくらい、大ヒールになれると思うけどね。

 ま、とにかく、ファンの声に素直に耳を傾け、いい方向に改善してくれるのならば、それは大歓迎。それほど今の新日本プロレスが重大な危機感に包まれている、という何よりの証なんだろうな…という気もするけどね。


 って思ったのも束の間、舌の根も乾かぬうちに新日本プロレスがまたやってくれた。新日本の選手がリング上で着ぐるみと対戦!? 

「別にALL TOGETHERだし、あくまで第0試合のエキジビションみたいなものだから、特別目くじらを立てる必要はない。暗い話題を吹き飛ばすべく、明るく楽しいプロレス観戦をしてください、っていう意味合いの試合でしょ?」

 って思う自分と、

「ALL TOGETHERとはいえ、実質、新日本が仕切っているのはミエミエなのに、あの業界の老舗・最古参メジャーの新日本プロレスの選手が着ぐるみとリング上で闘う!? それだけは絶対にやっちゃいけない行為だろ! プロレスを冒涜するにも程がある」

 っていう両極端な自分が葛藤している。でも何か考えれば考えるほど馬鹿らしくなってきた。結局今のこの会社はWWEを真剣に目指していて、プロレスをあくまで一大エンターテイメント、としてしか捉えていないんだろうな、というのが結論。

 創業者のアントニオ猪木はもちろん、それを受け継いだ長州力などがリング上で魅せていた世界とは明らかに異なる価値観であり、本来ならそれを真っ向から否定しなければいけない立場。なのにリングに上げて試合の真似事をやらかしてしまう!? あのWWEでさえ、着ぐるみとの試合なんてやっていないと思うけど、どうだろう?

 こうなってしまうと、先日の重役3人の会見もファンへのパフォーマンスに過ぎず、本来の新日本らしさを取り戻そうなんて辛勝な気持ちは、これっぽっちもないんだな、と。でなければ着ぐるみをリングに上げようなんて発想は出てくるはずがない。

 そんな大事か!? という人もいるかも知れないけど、正直、この件で新日本プロレスに大きく失望するファンは多いと思う。もはやプロレスは闘いではなく、あくまでエンターテイメントショー。それが正論となってしまう時代なのだな、と。

 

 

 新日本プロレスとしまむら(アベイル)のコラボ商品で、歴代IWGPヘビー級王座をモチーフにしたメンズベルトの第二弾が発売になったのだが、これが前回同様、予約の段階であっという間に売り切れ。


 私もこのブログの下部にいつもAmazonや楽天での転売商品を紹介しているので偉そうなことは言えないが、完全に転売ヤーが買い占めているのではないかと思われるほど、ヤフーやメルカリなど各オークションサイトのアチコチで出品されている。


 しかも値段は安く出されているところでも定価の倍ぐらい。上にあげたものは何と10倍以上。別に転売するなとは言わないけど、しまむらも個数制限販売したり、製作数をもっと増やすとか、普通に誰でも買える状況にしてくれないかな。

 初代のIWGPベルトは、新日本ファンじゃない私でも正直欲しい。でも倍以上のお金を払ってまで、という気持ちはこれっぽっちもないけどね。

 あとしまむらでは新日本と契約してるから無理だろうけど、どこかのメーカーで三冠ベルトやGHCのメンズベルトを作ってくれないかな?そっちなら多少無理をしてでも私は購入するけどね。



 今のこの会社には、旗揚げ時の理念はどこにも存在しない。私は心からそう思う。なのに今年も創業者のメモリアルを行うそうだ。

 別にファンは喜ぶと思うからいいと思う反面、「脱・三沢」だの、ノアの理念を覆すようなことを平気で繰り返す今のこの会社が、創業者を金儲けのみに利用している感も否めない。

 決してそうではないというのなら、もっと普段からリスペクトの気持ちを表すべきなんじゃない!? 変えるだの壊すだの言って、ヨソの真似事をすることが『自由と信念』なの!?

 本当に『脱・三沢』をしたいのなら、いい加減、商売に利用するのも止めなよ。あくまでリスペクトの象徴なのか、それを早く拭い去りたいのか、ハッキリ意思表示するべき。自分たちの都合だけで持ち出したり隠したり、不愉快極まりない。




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