『LIMIT BREAK』の在り方に疑問 | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


 潮崎豪のデビュー20周年記念興行なんだよね? そしてTEAM NOAHの主催興行である『LIMIT BREAK 』なんだよね? 何で大した盛り上げもないままに、サラッとカード発表するのかな?

 そもそも丸藤と杉浦は、TEAM NOAHに対してさして興味を示していなかったし、高みの見物を決め込んでいたはず。だったら潮崎が『嫌でもLIMIT BREAKに出ざるを得ない状況にしてやる!』ぐらいのことを言って、通常のノアの興行でこの2人を本気にさせる闘いを自ら仕掛けていく!ぐらいのことをするべきだったんじゃないの?

 それにパートナーが秋山って、これじゃあめったに対戦することのない秋山vs丸藤、杉浦の闘いの方が注目を集めてしまうし、潮崎の記念試合的意味合いが薄まってしまう。潮崎のパートナーはレジェンドに噛み付くことで自身の価値を高めている小峠の方が良かったんじゃないのかな?

 潮崎と秋山のタッグで丸藤&杉浦との対戦だと、なんだか旧・全日本(秋山政権時)vs純血・ノアといった感じ。今さら潮崎と秋山が組んだところで夢のタッグという感じでもないし、冷めた態度をとっていた丸藤と杉浦が何のドラマもなく、サラッと『LIMIT BREAK』に上がってきてしまうのも、まったく面白味がない。

 前から書いていることだけど、本当にこの会社は『LIMIT BREAK』を盛り上げるつもりはあるのかな? 今のやり方を見ている限り、そこには疑問しかない。

 大体、小峠を今更DDTに上げて秋山と組ませるなんて、まったく意味不明。小峠は噛み付くことでその価値を高めているのに、軍門に下ってどうするの!?  もはや若手じゃないんだから、そんな時間が必要?

 本体では宮脇を飼殺しにしてるし、伸び代のある選手の頭を押さえつけているとしか思えない。新日かぶれのアクションばかりしていないで、もっと純血の若手を売り出す方が、よっぽどファンを引き付けると思うけどな。

 ヨネvs石川修司の闘いも、この位置でする試合じゃないよね? 誰が見たって真のヘビー級である2人の迫力あるぶつかり合いは、説得力のあるプロレスとして、もっと注目するべき貴重なもの。しかもシングルで闘うのであれば、キチンとした舞台設定を与えるべき。サラッと前座でやるべきカードじゃない。

  あと小峠でもHi69でもいいから、丸藤&杉浦と並んでノアの歴史には絶対に欠かせないレジェンド・小川良成を引っ張り出すくらいの仕掛けをしてほしい。ZERO ONEとDDTはその両軍で対戦してもらえばいいんじゃない? それじゃあ意味がないというのなら、無理して試合を組む必要もないと思うし。

 vs ZERO ONEで斎藤彰俊が蘇生したのは凄くいいことだけど、だったらそれを飛び火させて他の選手にも明快なテーマを与えるなど、もっと各方面との抗争を本格化させるべき。現状ではどうにも中途半端な印象しか与えていない。テーマなき闘いではどうしたって過熱していかないよ。

 とにかく『LIMIT BREAK』、というかTEAM NOAHに対する会社の熱意がまったく伝わってこない。これで本当に盛り上げたいと思っているの? もし本気でやっているというのなら、逆にちょっと考えもの、くらいのレベルだ。



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