女子プロ界の二大メジャーとなりうるか!? | 俺ってデビルマン!?

俺ってデビルマン!?

知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。



 一方、離脱組による新団体は新たに合流した選手たちとのコラボレーションで新鮮味が増し、期待値の高さがドンドン膨らんでくる。どんなものになるのか、どんな闘いを見せてくれるのか、旗揚げ戦の注目度の高さは相当なものだろう。

 週刊ファイトの記事によると、スターダムの4/27横浜Buntai大会のチケットは前売り段階でかなりの大苦戦となり、フタを開けてみれば2735人(主催者発表、ノーマーク)だったという。

 プロレスの興行とは難しいもので、単純に客が入っているから儲かっている、客が入っていないから赤字だ、というものではない。実際に大会場でお客さんがいっぱいでも、それが本当に実売で売れたものなのか、招待をバラ撒いて埋めたものなのか、そのへんは主催者でなければ分からない。

 また出場している選手数が減れば、そこにかかる経費も下がるので、客数が減っても収支は前より上がっている場合もある。専門チャンネルの契約数が増えればそちらで賄える場合もあるし、単純に今のスターダムが危機的状況にある、とはいえない。

 だが問題なのは、あくまでイメージ先行でアレコレ言われ出すことだ。単純に先月まで出場していた選手がそこからいなくなれば、現在の興行では目減りした印象は拭えないだろうし、それがつまらない、といった感想にもなりかねない。特にジュリアや林下詩美など、アクの強いスター選手の抜けた穴は大きい。

 例年スターダムは各リーグ戦やトーナメントなど固定した大会が1年を通して行われ、それが安定したイメージにも繋がってきた。がしかし、今年は何をやっても昨年から目減りしており、スケールダウンした印象になってしまうのではないだろうか?ならばいっそのこと、すべてをブチ壊してみてはどうだろう?

 同じシングルのリーグ戦を行うにしても、大会名を改めて、参加選手も所属の参加選手を半分に減らし、外国人や他団体の選手でそれを埋める。それだけで新たにリニューアルされた新たな大会のイメージがつき、目減りではないリニューアルの印象を与えられるような気がする。

 選手たちは当然、「残った人間だけでグレードの高い試合を提供しているという自負があるから大丈夫」という声もあるだろう。だが見る側の理屈ではそうはならない。何をどう言おうが減っていることは事実であり、そこにはマイナスイメージの方が強いのだ。

 そこでこれまでと同じことをやっていては、どうしたってマイナスイメージは拭えない。ならば新しくします!リニューアルします!といったプラス的要素を強く大々的にアピールしていけば、目先は変わっていく気がする。

 新団体マリーゴールドがどうなっていくかは、実際に発進してみなければ分からない。スターダムを見切ってマリーゴールドに動いたファンも、或いは今後、またスターダムに戻ってくるかも分からない。逆に「マリーゴールドが面白い!」といって、次々にスターダムのファンが奪われて行くかもしれない…。

 問題は1年後、2年後に両団体がどうなっているか、である。一番理想なのは両団体が共にファンに高く評価され、二大女子プロメジャー団体のライバルとして業界を引っ張る存在になってくれていることだ。

 しかし日本の情勢は貧富の差が激しくなって二極化はさらに進んできており、単純に頭数や収益を増やすことは難しくなってきている。そこで両団体が相乗効果で共に成長していくことはまず難しい。

 でも難しいからこそ、遣り甲斐があるし、またやらなければ業界がドンドン衰退してしまう。特に選手に去られた側のスターダムは、ここからが本当の正念場、といえそうだ。



三沢はなぜ全日本で革命を起こしたのか!?

NOAHを設立するに至ったのか!?

この本にその答えが載っている。

絶賛発売中❗❗      

 


『三沢革命はなぜ起こったのか』

なぜ、三沢は革命を起こすに至ったのか!?その真実がここに克明に!/馬場元子さんとの確執、その発端となったハワイ事件/三沢と小橋が真の盟友となった日/三沢は馬場にとって代わりたかっただけなのか?だから全日本を辞めたのか?その答えがここにある/ブログ未掲載の川田利明、田上明インタビューも敢行!聖鬼軍の二人はあの頃、三沢革命をどう思っていたのか!? …これを読まないと真の四天王プロレスは語れない!プロレスを知らない人にも、読んで頂けるノンフィクション・ヒューマンドラマです!


【アクティビティジャパン】遊び・体験・レジャーの予約サイト