LIMIT BREAK について | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 


 昨日、TEAM NOAHの単独興行『LIMIT BREAK』がスタートしたんだね、忘れてた。なので試合は見てません。ということで試合の感想は書けません。

 でもネットニュースを見てみたら、どの試合も選手それぞれが凄くイキイキした表情をしているし、試合後のコメントにしても充実感溢れる気持ちをさらけ出していて、本当に満足した様子。

 実際に会場に行った人のSNSを見ても皆が「最高に楽しかった!」と語っており、まさにプロレス観戦のあるべき姿、理想の姿になったようだった。

 やっぱり、メジャー団体は常に新陳代謝が必要だし、また、それがなければ真の業界発展はないと思う。若い世代の台頭なくして、そこから先には進めない。業界にとって世代交代は必須事項だ。

 でも、だからといってベテラン選手が必要ない、ってことにはならないんだよね。ベテランにはベテランにしか出せない味がある、良さがある、それは業界の未来にとっても絶対に必要なもの。

 だから、こういったベテラン世代が躍動できる単独興行は大賛成!無理に若手に交じえて噛ませ犬やピエロ役を強いるより、よっぽど団体、選手、双方にメリットがある。それは歴史が証明している。

 平成維震軍、W1のマスターズなど、確実に強固なファンの支持を得ていたし、ある意味、時代の寵児にもなっていた。この『LIMIT BREAK』も、それに負けない存在になる可能性は充分に秘めている。

 秋山のコメントにもあったけど、「ノアの主流からあぶれた人間が、本隊脅かす存在になれ!」って、本当にそこまでいってこそ、単独興行をやる価値があるというもの。

 それには参戦してくる外部の人間の人気頼みではなく、TEAM NOAHに属する選手たちがもっともっと輝きを増した存在にならなければならない。

 実際に行った人の話を聞くと、観客動員は後楽園ホールに8割ぐらいの入りだったという。旗揚げという御祝儀分を差し引いても、決して楽観視できる数字ではない。でも、人々にいいと判断されたものはたちまち口コミで拡がっていき、一気に拡大する可能性も充分にある。

 次回は3月20日の横浜ラジアント大会。会場規模は今回より小さくなっているが、これが会社側の真っ当な評価であり、厳しい現実でもある。回を重ねていけば、新鮮味もなくなる。それでも支持を得られ続けることができるか、そして観客動員力を増加させていくことができるか、そこが鍵になるだろう。

 今回の真壁や石川のように、こういった舞台を望んでいるベテラン選手は他団体やフリーにしても数多くいる。上手く活用していけば、本当に本隊を脅かす存在になれる可能性がある。ただそのためには現在のノアのように“強者に弱く、弱者に強い極端に偏ったブッキング”をやっているようではダメだ。

『LIMIT BREAK』が本隊を脅かす存在はもちろん、業界全体にとっても大きな台風の目となれるかどうかは、今後の選手、スタッフの頑張りにかかっている。そうなれるかどうか、今後も注目してみたい存在なのは確かだ。



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