私の独り言…日テレ2024.2.9後楽園大会について | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 今回はマスコミとして会場に入れてもらったので、本来なら真面目な試合リポートとかを載せないといけないんだろうけど、別に商業誌からの原稿依頼があった訳じゃないし、今の私に誰もそんなことを望んでいないだろうから、いつも通り、あくまで私個人の感想を好き勝手に書かせてもらいます。


∇第一試合 タックマッチ60分一本

斉藤レイ、ジュン(1分5秒、両軍リングアウト)T・サッチャー、S・ハックスリー

∇再試合

斉藤レイ○、ジュン(体固め、8分44秒)T・サッチャー、S・ハックスリー✕

※ダイビング・ボディプレスから

☆場外乱闘やりすぎ。身体の小さな選手が攻防の迫力をより伝えるためにお客さんの目前で乱闘する、という手法は分かるけど、この4人にそんな小細工は必要ない。リング上でその肉体をガンガンぶつけ合うだけで、充分にその凄さを伝えられると思う。(この日、トークショーに参加したOさんと試合で絡んだ人は、殆んどが悪影響を受けるんだよな…)両軍リングアウトからの再試合という流れも、お客さんは喜ぶというより、”当然だろ!?“的な反応の方が強かった。余計なことはせず、スーパーヘビーの魅力をストレートに伝えた方が、もっと盛り上がった気がする、惜しい一戦だった。あと外国人ふたりはバタバタし過ぎ。もっとドッシリ構えてないと、せっかくのデカさの印象が薄くなってしまう。


∇第二試合 6人タッグ60分1本勝負

潮﨑豪○、モハメドヨネ、小峠篤司(片エビ固め、15分9秒)丸藤正道、杉浦貴、大和田侑✕

※豪腕ラリアットから

☆せっかく“TEAN NOAH”というユニットを作ったのなら、もっと一体感を高めていった方がいいんじゃない? 自分たちがどうこうよりも、その方が見る側の気持ちも高まってくる。共通したアイテムを持つとか、合体技を使うとか、代名詞となる何かをアピールすることで、周囲の反応も違ってくると思う。(ちなみに潮﨑と小峠が入場時に着ていたあのティシャツは、シンプル過ぎてちょっといただけない) あと潮﨑はショートタイツの方が身体のゴツさが際立っていていい。チャラさよりもゴツさ、真面目な男なんだから、その方が彼には合っている。若手の大和田は遠慮があったのかな? 小峠の方がイキイキとしていたし、もっと大和田の若さ溢れるガムシャラなファイト、食らいつきが見たかった。


∇第三試合 6人タッグ60分1本勝負

青柳優馬○、青柳亮生、ライジングHAYATO (21分46秒、後方回転エビ固め) 宮原健斗、本田竜輝✕、田村男児

☆全日本の『明るく楽しく激しい』プロレスは今も健在。でも、かつては明るく楽しい試合と、激しい試合のパートが分かれていたけど、現在の全日本はすべての要素が1試合にすべて含まれている感じ。レフェリーや観客も捲き込んで、より『明るく楽しく激しい』プロレスを展開しているな、と。あとそれぞれの個性がしっかりと出ているのも強み。色々とリング外の騒動が絶えない全日本だけど、この世代がしっかりとまとまっているようなので、“全日本は大丈夫だ”という気がした。


∇第四試合 60分1本勝負

清宮海斗 (18分34秒、片エビ固め) 安齊勇馬

※変型シャイニング・ウィザードから

☆現在の清宮は、色んな意味でオカダの悪影響を受け過ぎている気がする。線の細さもそうだし、コスチュームにしてもそう。何より私が気に入らないのは、相手を格下に見せようとする、ちょっとしたリング上での振る舞い(いくらキャリアも年齢も下とはいえ、試合後に他団体の相手の頭を撫でるような仕草は失礼すぎる。そうやって格上感を演出する姑息さはオカダの常套手段)。あとコメントもそう。相手が若手であろうがベテランであろうが、リングに上がれば対等な敵として真摯に勝負に挑む、それが全日本、NOAH に脈々と受け継がれてきた基本的な姿勢。でも新日本的思考は、何かとマウントを取ろうとする。そういった部分が垣間見れるからこそ、ストレートに勝負に挑む安齊に好感が持てる。これは個人的な嗜好があるから仕方ないけど、やっぱり王道プロレスを支持してきた人間としては、相手へのリスペクトを忘れず、それでいてガムシャラに勝負に挑む全日本的闘いが好きだ。武藤から学び、新日本へ武者修行にいくのもいいけど、大事な何かを失いつつある現在の清宮には、私はまったく興味が湧かない。


☆総評…これはすべての試合に対して思ったことだけど、ちょっと観客の声に反応し過ぎ。もっと試合に没頭してほしい。それが現代プロレスの良さなのかも知れないけど、エンターテイメントとしての完成度よりも、勝負に貪欲な姿勢がビンビンと伝わってくるシリアスな試合の方が好きだ。選手が観客の声なんかまったく聞こえなくなるほど、おもいっきりのめり込む勝負を見たい!





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