日テレ2024.2.9後楽園大会観戦記 | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 いやぁ~、やっぱりいいですね。お客さんでいっぱいになった会場でプロレス観戦するのは!


 今回は日テレさんのご厚意によりマスコミとして会場に入れて頂いたので、久しぶりに控室前の通路にまで行かせて頂いたのですが、選手たちの表情も試合前後、共に何だか嬉しそうでした。


 そりゃそうでしょ、やっぱりプロ興行、お客さんが入ってなければ悔しいし寂しい気持ちになる。逆にいっぱいになっていれば、より一層の気合いも入ろうというもの。


 それはお客さん側にしても同じ。超満員になっていれば、それだけで高揚感が全然違う。周りが盛り上がってくれば、自然に自分の気持ちも高まってくる。選手と観客の相乗効果は計り知れないものがありますよ。


 かつての当たり前が当たり前にならない時代になってしまったから難しい面はあるけど、今回のこの興行はやっぱりこうあってほしい、という典型の興行となりました。


 だって対戦カードを改めて見直してみてください。こういう言い方をしたら申し訳ないけど、特別にスゴいカードという訳ではないですよね?


 確かに対抗戦はあるけど、タイトルマッチでもなければ、団体の命運を懸けた大一番という訳でもない。それでも、本当にビッシリと埋め尽くされた超満員となった、その結果がすべてです。


 久しぶりに会場を訪れたであろうファンも沢山いたし、明らかに今現在のファン、という人もいる。マニアだビギナーだなんて、どうでもいいんですよ。“プロレスが好きだ、プロレスを楽しみたい!” その気持ちさえあれば、皆がそこに集う大切な仲間なんです!


 そもそも全日本とノアは、同じ源流を持つ団体。現在のノアは『痛みの伝わるハードヒット・ファイト』、全日本は『明るく楽しく激しい』をより極めた団体ともいえますが、一緒に興行をやっても、全然違和感がありませんでした。


 第二試合と第三試合、それぞれ両団体のカラーが色濃く出ていて、良かったと思いますよ。それでいて違和感はない、これってスゴいことです。


 あと、やっぱり日本テレビさんにはプロレス中継が必要不可欠!心からそう思いました!


 現在はレギュラー放送はなくなってしまいましたが、力道山の時代から開局と同時にプロレスを中継をしてきたんですから、やっぱり、なくちゃダメですよ。例えば全日本との契約を終え、ノア中継が始まるまでの間、ワイドニュース的な形で『コロッセオ』という番組をやってましたよね? あぁいう形でもいいから、ぜひまた、プロレス番組をレギュラーでやってほしい!


 また最近はイベント興行に積極的な姿勢を見せてくれているので、こういうイベンターとして数々のプロレス興行をプロデュースしていく、というのもアリなんじゃないですか!? 


 今回はタッグの歴史や技の歴史などで昔の映像を流していましたけど、純粋にかつての名勝負を大画面でフルで皆で見つつ、現在の試合も行うという興行を、ノアや全日本とやっていく、というのも充分にアリだと思う。


 例えば小橋さんの会社との共同開催で、女子だけのオールスター戦やジュニアのオールスター戦、超ヘビー級だけのオールスター戦など、『Fortune Dream 』の発展的ビッグマッチを開催する!っていうのもアリなんじゃないですか!? そうすれば後楽園ホール以上の大会場でも実際に開催できると思う。


 とにかくどんな形でもいいから、日テレさんにはプロレスと密接に関わっていってほしい!心からそう思えるいい興行でした。OBも現在の選手たちも一体になって業界を盛り上げていく。そこにあるのはプロレス界の過去、現在、未来のすべて。


 日テレプロレス、また次回開催を、必ずお願いします!


※「鈴木さんのブログ、たまに見てますよ。“また今日の試合も好き勝手に書くんでしょ!? ”って俺が言ってたって書いて下さい」って丸藤が言っていました。次いでで申し訳ないけど、書いておいたよ。





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