この団体で今、何が起きているのだろうか!?
その裏事情をまったく知らないから、どっちがどうとか、その是非を問うことはできない。この二人の自主的退社なのか、それとも団体側からの肩叩きだったのか、それによって事情は大きく変わってくる。でも分からない以上、何も言えない。だからいつものように、私の個人的な感情&意見だけを書かせてもらう。
まず一番最初に思ったことは、単純に創業者の馬場色を排除したいのかな?ということ。大森が退団することで、直接馬場政権下にいた所属選手は、これでゼロになる。たまに渕がスポット参戦しているが、常に会場や道場に該当の選手がいなければ、本当の意味で精神的、そして技術的指導はできない。
私がメジャー団体に求めるのは、基礎的技術のしっかりとした伝承。もちろん、それ以降の政権選手でも、その指導はできるだろう。でも直接馬場からその技術、その精神を教わってきた人間でなければ、本当の意味での“馬場イズム=王道プロレス”を伝えることはできない。
ノアの問題でも再三書いているが、全日本が全日本を名乗っている限り、ジャイアント馬場の名前は見る側の心からは一生消えることはない。本当にそれを排除したいのなら、団体名を変えて新たに再スタートをきるしかない。
だから選手としての契約が切れたとしても、例えば専任コーチとか、PWFの日本支部長に就任するとか、何らかの形で全日本プロレスに関わっていてほしいな、というのが私の希望。全日本が全日本であるために、ジャイアント馬場の名前とイズムは何らかの形で永遠に残しておいてほしい。
で、木原リングアナも契約終了とのこと。これでスタッフも含めた馬場政権下にいた人は、和田京平名誉レフェリーのみになってしまった。これってやっぱり寂しいよね。
あと最近の全日本って、この時期になると必ず離脱者が出てくる。ま、単純に契約更改の時期なんだろうけど、上手くいっていれば離脱者が出ることなく、全員が契約更新して「さぁ、来年も頑張ろう!」ってなるはず。それがなっていないということは、何らかの問題があるんだろうな、と。
もちろん、契約する側とさせる側、それぞれの事情があるだろうから、どちらがどうとか言うつもりはないけど、とにかく全日本プロレスには頑張ってほしい!というのが私の願い。私が少年の頃から支持してきた全日本プロレスだから、皆が心から支持できる理想の団体のままでずっといてほしいと思います!
三沢はなぜ全日本で革命を起こしたのか!?
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