もはや炎上商法としか思えない!? | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 



 ここまでくると、もはや、わざとやっているとしか思えない。これって炎上商法だよね? 三銃士というフレーズを出せば、オールドファンが喜ぶとでも思ったのかな? 本人たちも、「光栄です」なんて言うと思ったのかな? 誰がどう考えたってないよね?

 わざとヒートを買わせて、皆に大いに話題にしてもらおうっていう狙いのアレでしょ? 今流行りの、YouTuberが非常識な行為をして、それで閲覧数を伸ばしてあわよくば金儲けしようっていう、そういう類いみたいなもんでしょ?

 もしそうだとしたら、実際にファンから批判の声が殺到し、すぐに指名された選手本人から真っ向拒否されているんだから、まさしく狙い通りだよね? これでこの3人に特別な視線が集まることは確実だから、そういう意味では名付けた甲斐があったというもの。作戦成功!ってことでしょ?

 でもね、もしそういう意図はなく、真剣にそのフレーズで売り出そうとしていたのだとしたら、これは大問題。最近のこの団体は、やることなすこと、明らかに選手やファンが望んでいない形に向かってただ突っ走っているとしか思えない。まさにブレーキの壊れたダンプカー、周囲に迷惑なだけの煽り運転を繰り返す、単なる暴走車だよ。

 色々と試行錯誤して、新しくいいものを生み出そうという姿勢は素晴らしいと思う。でもプロの世界は競技者とそれを支持するファンがいて初めて成り立つもの。以前、プロ野球界のドンといわれる人が「選手ごときが…」と発言して、全方面から総スカンを食らったことがあったけど、それと同じ。権力を持つ者が下への配慮もなしに暴走すればどうなるか、最近の政治家の発言なんかを見ていても分かるよね?

 業界が潤っているときは、多少の問題があってもスムーズに動くけど、低迷しだすと必ずギコチナサが目立ってくる。今のこの団体は典型的なそれだと思う。改革するのはいいけど、選手やファンを置き去りにしてしまっては絶対にダメ。ますます悪い方向に歯止めが効かなくなる気がする。

 そういえば全日本プロレスでも昔、似たようなことがあったよな。小橋健太の新時代宣言に伴い、秋山準、大森隆男、本田多聞、泉田純で新・超世代軍みたいな感じで会社側が売り出そうとしたんだけど、選手たちにその意向をキチンと伝えずに強引に会見をしたもんだから、皆、真逆の発言をしてすぐに空中分解した、ってやつ。(詳しいことは絶賛発売中の私の本、『三沢革命はなぜ起こったのか』に書かれてあるので、そちらをご覧ください)。

 メジャー各団体は今、それぞれオーナー企業が存在し、それによって安定した会社運営が行われ、所属選手や社員たちの生活も保証されるなど、いい面ばかりが目立っていた。でもその一方で、古き良きものが次々と排除され、なんでもかんでも合理主義に走っている傾向が垣間見られるようにもなってきている。

 このまま進むとどうなるか、プロレス界の歴史を振り返ってみれば、誰でも分かるはず。そうなってほしくないからあえて言わせてもらうけど、もっと慎重に物事を進めていってほしいし、キチンと各方面との調整を行ってほしい。



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