それほど鍼灸を窮地に陥れたいのかい? | ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

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あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

もう少ししたら、我々鍼灸師は

「鍼治療」という言葉がつかえなくなるらしい。

「鍼治療」ではなく「鍼施術」と言い換えなければならないのだ。

 

お偉いさんが「鍼治療というと、一般の方々が医師の治療と間違えてしまうから・・・」と発言している。

これは厚生労働省の会議録にしっかりこのことは記載されており、一般の方も閲覧可能だ。

 

本当にそうか??

鍼灸治療と言って、医師の行っている治療を浮かべるだろうか??
一般の方には  鍼灸治療 ≠ 医師

ではないだろうか。

無理やりこじつけ過ぎないか?、それとも一般の人を馬鹿にしていないか?

 

そうやって、医師会や厚労省も鍼灸を鍼灸師を追い詰めていく。

ちなみに彼らは何故か、リラクゼーションや整体、カイロプラクティックなどの無資格業の方々については、

あまり触れようとしない。

 

それはバックに経済産業省がついているからだ。

現政権では厚労省よりも経済産業省の方が立場は上なのであり、

リラクゼーションの協会の顧問にはこれらの省の元役人が顔を連ねている。

 

これが現実である。

 

コロナの緊急事態の時は

鍼灸師は「医療機関」に分類され、協力金が頂けなかった。

この時は「医療機関」分類されたのだから、仕方が無いというか、むしろ、

日頃は国から”鍼灸は医療機関ではない”ときつく言われているので、むしろ誇らしげにしていた。

しかしながら、医療機関や介護施設などと違い

マスクやエタノールの供給もほとんどなく、ワクチン接種の優先もなく、PSR検査なども無かった。

 

我々のせ・じゅ・つは直接手を当て、近距離で数十分以上行うので、十分に濃厚接触だ、

にもかかわらず、国はコロナの職業分類では「医療機関」にしたくせに、何も対策が出ていない。

 

これが鍼灸のおかれている現実である。

 

日本では平安時代以降から行われている鍼灸は”治療”ではないそうだ。

リラクゼーション業と同じく、”施術”にしなさいと医師や国のお偉いさんは言っている。

 

施術でも治療でも何でもよい

あんたらの言葉遊びに付き合っていられない。

 

そんなに邪険にあつかって、それほど絶滅させたいのかねえ。

 

本当に嫌になる。