診方の違い!で済まされるのでしょうか・・・ | ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

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あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

ある女性の患者さんが来院された。

膝の後ろ側が痛くて歩くのがひどいという。

 

診ると膝の後ろが腫れて、熱感もあった。

 

私は膝の後ろの筋肉の問題だと考え、そのように説明し、

それらをほぐすように鍼をした。

 

その直後は楽になって帰ったが、また痛くなったと連絡がきた。

よくよく、話を聞くと膝の後ろは痛くなくなり、今後はふくらはぎが痛いということだった。

 

その後、その女性は整形外科に行き、今回のことを医師に相談した。

膝のレントゲン写真を撮って、医師に「膝の軟骨がすり減っています」「ヒアルロン酸の注射をしましょう」と

説明を受けて、注射をしたが全く効かなかった、とまた連絡してきた。

 

そこで、私は膝の後ろが痛くなくなって、ふくらはぎが痛くなったのは

筋肉がほぐれてきた証拠だから良くなっていく途中の段階だからだと説明した。

そして、鍼をして膝とふくらはぎの痛みは消失した。

 

医師は検査数値や画像で診断することになっているから、それをすべて否定する気はないが、

なぜ痛みの原因が

①軟骨がすり減っていると診断し、

②ヒアルロン酸の注射を行ったのだろうか?なぜ、筋肉が原因だと考えなかったのだろうか?

触診はしたのだろうか?

 

私には理解できない・・・