先週までの猛暑が落ち着き、ホッとしたら今度は台風がやってきていますね。
こんなに暑いのに昨今”夕立”というものが無いのが不思議です。
暑さによる上昇気流はあるのでしょうが、局所的なゲリラ大雨ばかりです。
小学校のプールは今年も暑すぎては入れない日が出ているようですが・・・
プールの水の水温が低くて中止の赤旗が出ていた残念だったあの夏が懐かしい今日この頃です。
そう、明日からお盆ですね。
皆さま、お墓参りは行くのでしょうか?
お盆だし、毎日暑いので少し不思議な山の体験をしたことを話したいと思います。
注意してほしいことはこのことは個人的な体験なので、他の人がこのようなことを体験するとかということはありません。
あくまでも私一人の体験です。
そして、その山は今も楽しく登られている方々もいますので、
特にいわくつきの場所ということでは決してないということを言っておきます。
あくまでも私の個人的な不思議体験です。
それをご理解していただける方のみお読みください。
それはある3月の日、いつものように”宮城県の山(分県登山ガイド)”目的とする山のページに印を付けて、
山登りの準備をしていました。
その山は海沿いの山で私もあまり地理的にも詳しくない地域にありました。
地図でだいたいの地域といつも下山後に入る温泉をチェックして、明日の登山に備えました。
当日、車のナビで近くをチェックし、その通りに進むのですがこの時はなぜか登山口らしきものが見つからない!
何度も近辺を行ったり来たりしていると、やっとのことで”○○山登山口方面”という小さな看板を見つけました。
ホッとしてゆっくり道に入っていきました。
一応舗装はされていましたが、人家もまばらで、そのうちに舗装された道路が無くなり、林道に囲まれた細い山道になりました。
途中に少し広いスペースがたまにありましたので車と車がすれ違えられますが、「車が来たら嫌だなあ」と考えながら走らせていました。
山道の執着地点は少し広くなっており車が何台か停められるくらいはありましたが、トイレもなく、雑然としており
あまり人が立ち入るようなメジャーな山ではないことが分かりました。
行程は同じ道を登って降りてのピストン登山、コースタイムは2時間半~3時間。初心者向けの日帰り登山でした。
山靴のひもを結び、車からザックを取り出し、登り始めました。
登り始めは右手の方が沢になっており、サラサラと水の流れる音が聞こえてきます。
数メートルに一回、顔面にクモの巣が絡まってきて、人の出入りが少ないのかなあとも感じさせました。
さらに登ると、多くの倒木がみられました。
伐採されたようなのですが、整理だって伐採されたというよりもめちゃくちゃな方角に木が倒れており、それが登山道に掛かっているものだから、登ったりくぐったりで危険を伴いました。
登り口はそうでもなかったのですが、さすがに東北の3月、徐々に道に白い雪が見えてきました。
もうすぐ頂上かなという場所になると、道は真っ白になりました。
ローカットの山靴を履いていたので、足首は寒いし、最後の急登が雪で滑って登りにくかったことが思い出されます。
頂上に着くと展望が広がって!・・・・ということもなく、木々の隙間から海が見え、養殖している風景がちらっと眺められただけでした。
ふとすると、チラチラと雪が舞ってきたので、急いで下山することにしました。
山を降り始め、倒木地帯の手前に差し掛かると、急に背筋がゾゾゾゾと気持ち悪くなりました。
寒気ではなく、何か嫌なゾゾゾゾです。
瞬間的にこれはやばいやつだ!早く降りねば!
と思い、急いで下山しました。
今まで山を登っていて、何か霊的なもの感じることは殆どなく、霊感はあるような、無いようなだと自分的には思うんですが、
この時ばかりはただ事ではない異常さを身体が感じ取っていました。
下山途中もずっと頭の後ろの方で何かを感じていましたが、”これは振り向いてはいけないやつだ!”
と感じていました。
下山後は近くの温泉に入りました、ちょうど湯がしょっぱかったので、浄化になるかな(塩による浄化・お祓い?)と思いました。
その日は特に何にもなく帰宅し、夜寝ましたが、朝方何故か目が覚めてしまい、夢のような現実のようなふわーっとしていました。
ベッドの上で寝ている自分がいることは分かりましたが、
突然、ドタドタドタドタ!!走り回る足音が聞こえました。
それも、わーわーと叫びながらです、どうもたくさんの子供たちのようでした。そして、私の頭をドカドカドカドと踏んでいきました!!
「うわっ!いたたた!!!」、びっくりして完全に目が覚めました。
今のは何だったんだろう?夢?
でも、何となく踏まれた感触がありました、それも何人もの子供たちに・・・。
その数日後に思いもよらない大災害が起こりました。
2011年3月11日、東日本大震災です。
その山での気持ちの悪い体験と夢なのか、何なのか分からない出来事を結び付けられるのか分かりませんが、
登った山の近くの地域にある小学校がありました。
多くの子供たちの叫び声と足音はもしかして???
分かりません・・・分かりませんが、当時体験した本当の話です。
その後の話・・・・
その2年後に再び同じ山に登ってみました。
駐車場に車を停め、登ろうとしましたが震災の影響で山の整備が行われなかったのか藪がうっそうとしており、
その藪をかき分けて登るしかないほどでした。
藪をかき分けると、すぐにゾゾゾゾゾと背筋に気味の悪さを感じました。
今度は何となく男性の顔が左耳の脇に感じらました。
”やばい!これはヤバい!”
その瞬間、右足が沢の方に引っ張られる感じがしました。
歩いていても、何故か沢の方に身体が傾くというか・・・引っ張られるのです!
この時ばかりは、このまま登るのは危険と考え、歩いて数百メートルで下山することにしました。
後にも先にもこのようなことを山の中で強く感じることはありませんし、それが理由で下山したのも初めてでした。
今もその山はひっそりとあり、ごくたまに登ったことがブログ等に楽しくアップされていましたので、
どうも私だけだったようですので、安心しました。
少し前に”山怪”という本を購読しましたが、山での体験をよくする人と、まったくしない人の2種類あるようです。
そして、まったくしない人でも人生において1度くらい不思議体験をする人もあるようです。
私も後者でありたいと、思っています。