サンシャインのアディーレ法律事務所で、
勤務していた36才の男性が、
喉の辺りを複数回刺され、死亡した。
刺した50才の男は、
直後に近くの交番に出頭したらしいが、
どうやら同じ職場の同僚だったらしい。
容疑者は、「職場で嫌なことがあり恨みがあった」という趣旨の供述をしているそうで、
我慢の限界が来て刺した、のだそうだ。
3本の刃物を用意し、
喉を複数回刺して殺している事からも、
明確な激しい殺意があったと思われるのだが、
部署は違った様で、
何故そこまでの恨みを募らせたのか。
アディーレと言えば、
債務整理や過払い金回収などで、
テレビCMもバンバン出している大手法律事務所で、
全国に60カ所以上の拠点を持ち、
200人以上の弁護士を抱えている、
巨大法律事務所だ。
大きくなれば人も増え、
軋轢も増えるのかもしれないが、
職員同士のトラブルを察知できず、
職場で殺人まで起こされてしまう、って、
法律を司る事務所としてどうなの!?と思ってしまう。
だが、本当にトラブルはあったのだろうか?
今回の2人が具体的にどんな仕事をしていたのかは分からないが、
弁護士という発表ではなく職員、なので、
事務職かパラリーガルなのではないかと思われる。
であれば、殺したくなる恨みを持つ程の関わりがあったとは思えないのだ。
この容疑者から、
ナイフを用意する、等の話を聞いていたという知人の話が本当なら、
容疑者の被害妄想による、
一方的な恨みの可能性がある。
何しろ被害者にずっと監視されている、と話していたと言うのだ。
相当忙しい事務所だと推察できるから、
そんな暇な人、いないって。
そういう妄想から発する事件自体は、
勤務先に関係なく、どこででも起こり得るが、
逆に注意の仕様もない、とも言える。
これから警察も事務所も、
背景や動機を探るのだろうが、
まだ幼い子供がいた、という被害者が戻ってくる訳ではない。
そして妻子から夫を、父親を、
奪ってしまった罪は、
仮に恨みが正当な物であったとしても、
決して許されない。
ましてや被害妄想から発したのであれば、
とても取り返しがつかない。
この容疑者、ここまでの話を聞くと、
精神鑑定になるかもしれないと思う。
それでもし何らかの異常を認定されれば、
罪が軽くなるか無罪になってしまう。
被害者は殺され損もいいところだ。
といって未然に防ぐのは極めて難しい。
人の心の中までは見えないからだ。
まさか本当にやるとは思っていなかったのかもしれないが、
容疑者から話を聞いた人は、
警察に相談するなり、
事務所に相談するなり、
何らかの手を打って欲しかった。
本人が今、1番そう思っているかもしれないが。
犯罪を未然に防ぐ難しさを改めて思う。
警察も事件が起きてからしか動かないし、
第三者からの通報で、
事務所に注意を促すのも無理だったかもしれない。
それでも、と思う。
何か手立ては無かったのか、と。
