「キケンな隣人女」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

リンデン・アシュビー監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はジーナ・シムズ、エイプリル・ヘイル、サマー・マディソン。

 

 

<あらすじ>

 

化粧品会社エラヴェル社の販売員を務めるシングルマザーのシャーロット。彼女は高校生の娘ジョーダンに、修了すれば名門大学への合格が確実といわれる教育プログラムを受けさせるため、郊外にある閑静な住宅地に越してきた。

 

シャーロットが引っ越し作業をしていると、隣人のボニーが引っ越し祝いを持って訪ねてくる。しかし、彼女にとってそれは見慣れたエラヴェル社の試供品だった。偶然にも同じ会社に勤めていることが判明し、勤続3年目のシャーロットは、売上げ1位のトップセールスマンで、勤続2年目のボニーは売上げ2位だった。

 

そんな時、シャーロットとジョーダンは、この町で過去に、1人の女性が殺された悲しい強盗事件が起きていたことを知る。その犯人はボニーだった。彼女は、夫と浮気をしていた女性を殺したのだ。邪魔者は誰でも殺すボニーの次のターゲットは、シャーロットだった。

 

ボニーは感情を爆発させると、日に日にシャーロットを憎んでいく。仕事でまったく敵わないボニーは、ジョーダンの教育プログラム参加を邪魔した。そしてシャーロットを殺すために車に細工したところ、ボニーが子分のように使っていたアンジェラがその車を借りてしまった。アンジェラは事故を起こして死んでしまった。

 

会社の成績優秀者を集めたパーティーに参加要請されたシャーロットとボニー。するとボニーはシャーロットをアンジェラの別荘に閉じ込めて参加できなくした。娘のジョーダンがそのことに気づき、ボニーの夫に相談。すると彼はアンジェラが紹介してくれた別荘を思い出し、無事にボニーを救出した。

 

そして会社のパーティーに参加していたボニーのところですべてをぶちまけ、彼女の悪事を暴いた。

 

<雑感>

 

アメリカの2時間サスペンスドラマ。いわゆるテレビ映画。エキセントリックな白人女性が黒人女性をいたぶるパターン。でもそのままだと白人女性から視聴率を取れないために、綺麗な女に夫を取られたとか、他人を見下し、自分の下に置きたがるとか、わかりやすいキャラ演出をしている。

 

ボニーの夫は浮気をしていた。それに気づいたボニーがその女を殺した。夫は気づいていたが、会社で不正経理をしていたために互いに暗黙のルールとして黙っていた。そこにシャーロットがやってきた。ボニーは彼女が会社の成績優秀者だと知って嫌がらせをするようになるが、夫との浮気も疑う。このあたりがすごく曖昧で、なんで浮気まで疑うのかと。

 

☆2.5。面白いドラマではあるが、ボニーの行動原理には納得いかない部分が多い。