「ヴァナルガンド 解かれた封印」(2010年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

トドール・チャプカノフ監督によるアメリカのホラー映画。出演はレオノア・バレラ、ロバート・ピカルド、ジェイソン・ロンドン。

 

 

<あらすじ>

 

とある夜、ホルター石油会社が採掘を行う第3現場で、青い炎が浮き上がる謎の遺物が発見される。先住民の物だと考えられ、作業員の1人が責任者のスタークに連絡するも、一刻も早く採掘を成し遂げたい彼によって爆破するよう命じられる。

 

しかし大量の爆薬をもってしても、遺物を破壊することは不可能だった。するとその時、遺物を包む青い炎が消え、謎の獣が出現し、作業員たちを次々と襲い、瞬く間に惨殺してしまった。一方その頃、土地買収を強引に進めていたスタークの弁護士マリアが町に到着する。彼女はこの町の保安官の娘で、仕事のため3年ぶりに故郷へ戻ってきた。

 

蘇った怪物により住民が次々に殺害されていく。マリアは調査をする中で、先住民からカチナウェアの伝承を聴く。ホルター社は、先住民が経営する会社であったが、過去の伝承より石油の方が大事だとするCEOにより、カチナウェア討伐のための特別チームが現地に派遣される。

 

ところがまったく歯が立たない。カチナウェアを倒せるのは、伝説の戦士スクナモクのような人物だけだった。マリアこそ伝説の戦士の血統を継ぐものだった。マリアは、スクナモクのように自らの命を捧げ、カチナウェアを封印した。

 

ところが、現代医療が彼女を生き返らせた。

 

<雑感>

 

スクナモクの一族なのか、スクナモクを弔った少女の血統なのかよくわからなかった。とにかくその血統の生き残りがマリアだったようだ。だからどうしたって話だが。

 

先住民の重要な遺跡から石油が出てしまい、そこから生み出される莫大な金が、人間関係を分断させていく。そんな話を低予算で作った感じ。

 

☆2.8。低予算より、マリアが生き返ってしまったのが残念だった。