「プレシェント 予知能力者」(2015年作品)感想 | 深層昭和帯

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ハン・シー・レム監督によるシンガポール・アメリカのSF映画。出演はマイケル・ピッキリーリ、パメリン・チー、アンソニー・ビショップ。

 

 

<あらすじ>

 

遺伝性疾患の治療法を研究している医者のシオドアは、生まれつき誰かの目を見ると、時折その人の死が見えてしまうという特殊予知能力を持っていた。ある日患者の1人、ヘレンの死が見えたシオドアは、彼女が殺されると予知した時間に、その場所に行かないよう指示する。

 

しかし、その場所で発砲事件が起きてしまった。しかも被害者はヘレンではなく、彼の恋人アンナだった。自分が未来を変えてしまったことで、最愛の人を亡くしてしまったことに苦悶するシオドアは、間もなくして研究所を辞職。

 

その後アンナのお墓に向かった彼は、そこで彼女と瓜二つの妹エマと出会う。「あなたがいなければ、彼女は生きていた」と責めるエマだったが、しかし実は彼女こそがアンナだった。夫からDVを受けていたエマの身代わりをしていたところ、入れ替わったエマが撃たれて死んだのだ。事実を告げられず、アンナはそのあともエマのふりをし続けたのだという。

 

ところが、エマの夫、カール・パーマーもまた予知ができる人間だった。彼はその能力を使って株式市場で大儲けをしていた。不正取引にも関与していたため、シオドアはアンナのためにそれを会社に訴えた。会社は警察に通報する。

 

身の破滅を知ったカールは会社に押し掛けて金を奪おうとする。そのエレベーターで、シオドアの本当の父親が死ぬ運命にあった。だが彼の代わりにエレベーターに乗ったのはアンナだった。シオドアは彼女をエレベーターから降ろた。故障したエレベーターに乗って死んだのはカールだった。

 

<雑感>

 

下手糞な役者によるどうでもいい超能力ものだった。シンガポールの映画なのに登場するのは白人と中華系だけという。ああいう形で国を発展させてもあまり意味がないのかも。

 

☆2.0。興味のない国の興味がわかない作品だった。