「泣き虫ピエロの結婚式」(2016年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

御法川修監督による日本のドラマ映画。出演は志田未来、竜星涼、新木優子。

 

 

<あらすじ>

 

みんなを笑顔にすることを夢見る見習いピエロの佳奈美が恋したのは、笑顔を忘れた透析患者の陽介でした。自分の運命を嘆き、人と深く繋がることを避けてきた陽介に出会った佳奈美は、彼を笑顔にするため、どんなときでも笑顔でいると決めます。

 

佳奈美の明るさに触れ、次第に心を許していく陽介。いつしか二人は結婚の約束をします。しかし、式の前日に倒れた陽介。余命わずかな陽介は、愛するがゆえ、佳奈美との別れを決意します。

 

血行障害の症状が現れた陽介は、再作両足を切断せねばならない。佳奈美は焦って早く結婚届を出そうと言うが、陽介は上手く字を書けなくなっていた。彼の指先はすでに壊死が始まっていたのだ。医師からは、すでに手術ができない状況だと説明された。

 

陽介は、これでは彼女を幸せにできないと、佳奈美に婚約の破棄を申し出た。しかし、佳奈美は諦めなかった。友人の相談して結婚式の準備をしてもらうと、自分からプロポーズをして陽介と結婚式を挙げたのだった。間もなくして、陽介は死んだ。

 

<雑感>

 

結婚なんて打算だけじゃないからね。ほんの一瞬でも幸福を感じられたならよかったんじゃないかな。むしろちゃんと幸福を求めているのだから、前向きに生きているというものだ。

 

☆3.2。親切遺伝子だっけ? そういうのを持っている人もいるのだ。