「烏は主を選ばない」(2024年春作品)第10話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:阿部智里、監督:京極義昭、制作:ぴえろ。

 

 

第10話 若宮暗殺

 

残る后(きさき)候補は三人になった。あせびは、最近めっきり姿を見せなくなった内親王・藤波を心配する。嵐の日。長束(なつか)の側近・敦房(あつふさ)が斬られた、という知らせが若宮の元に届く。急ぎ花街に向かう若宮、澄尾、そして雪哉。深手を負った敦房は、息も絶え絶えに “本当の黒幕”の名を告げようとするが……。倒れ伏す若宮と澄尾。大切な主の命の危機に、雪哉はひた走る。

 

<雑感>

 

敦房が斬られたとの伝言からの怒涛の展開。部屋の外で待たされていた雪哉の脱出から、あっという間にすべてが種明かしされる。若宮と内親王が裏で繫がりがあり、内親王が敵対しているように見えているのは反対勢力を束ねて監視するためだった。

 

そこまで分かったところで、雪哉の出自の話に持っていく流れが素晴らしい。このアニメは想像の10倍は面白かったな。