「カバーアップ 隠蔽工作」(2021年作品)感想 | 深層昭和帯

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ダミアン・ロメイ監督によるアメリカのスリラー映画。出演はルネ・アシュトン、シーシー・ケリー、マーク・ハーマン。

 

 

<あらすじ>

 

女子サッカーMVP選手の高校生ジェンナは、母サリーの仕事の都合で日当たりのよいビーチタウンに引っ越し、新生活をスタートさせることになった。

 

新しい高校はサッカー強豪校で州優勝を遂げたばかり。だがその時期、チームメイトのリリーが浜辺で行方不明になっていた。新たなチームに入り、仲間たちとパーティに興じることになったジェンナ。そこでグレースが大ケガを負って昏睡状態に陥ったことから、チーム内の空気が徐々に乱れていく。

 

続いてマリアが事故死と、相次ぐチームの災厄に周囲が疑問を抱き始めるなか、ジェンナに対する嫌がらせが始まり、次第にエスカレートしていく。そんな時、キャプテンのアリシアがジェンナに衝撃の真実を語り始める。リリーは行方不明などではなく、女子生徒全員が飲酒をしていたための事故で、彼女らはそれを隠蔽したのだ。

 

隠蔽の中心にいるのはステイシーという女生徒だった。ジェンナも彼女から嫌がらせを受ける。ジェンナは、警察に真実を話すものの相手にされず、逆にマリア殺害の容疑すらかけられた。マリアと付き合っていたケンはジェンナを脅したが、ジェンナの話を聞き、ステイシーを調べることになった。

 

娘が警察に疑われたことで、母もリリーの死について調べ始めた。すると、怪しいのはアリシアではないかとの疑いが持ち上がった。ジェンナはアリシアの家に向かう。そこに入ってきたのはチームの監督だった。彼はチームの女性を次々に毒牙にかけ、発覚しようとするたびに殺していたのだ。

 

ジェンナの両親は結束して娘とアリシアを助ける。監督は馘首になり、その後釜にはジェンナの父親が就任した。

 

<雑感>

 

アメリカの2時間サスペンスドラマ。テレビ映画なので残酷なシーンはまったくない。部活の監督の性的な欲求によって女子生徒が被害に遭うパターンも実に多い。これもそのままの内容だった。あらすじには書いていないが、サブストーリーでジェンナの両親の話がある。

 

映画の中で、やたらと奨学金の話が出てくる。アメリカの大学は学費が高く、生活費もかかるので、何かしらの奨学金がないとやっていけない。これは基本認識なのだ。

 

だったらなぜトランスジェンダーだのと言って、男性が女性の奨学金を奪っているんだ? 

 

☆2.0。なぜそれをおかしいと言わないのか?