「散歩時間 その日を待ちながら」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

戸田彬弘監督による日本のドラマ映画。出演は前原滉、大友花恋、柳ゆり菜。

 

 

<あらすじ>

 

2020年11月17日。婚約をしたものの、コロナの影響で結婚式をすることができなかった20代の亮介とゆかり。引っ越しの整理もままならない二人だが、都会から離れた町に住む真紀子の自宅で友人たちがお祝いパーティーを開いてくれることになり、秀和や圭吾、そして真紀子の知り合いの Youtuberちひろらが集まる。

 

しかし、自分の意見に合わせるばかりで、本音を話さない夫に不安を募らせていたゆかりは、彼の隠し事を知ってしまい、祝いの席に不穏な空気が漂ってしまう。同じ空の下、様々な人物がやり切れない想いを抱えて毎日を過ごしている。

 

急増するデリバリー案件に答えながら出演舞台が中止になる日々を送る30代の若手俳優の片岡、帰省できず里帰り出産のわが子を抱くこともできない40代のタクシードライバーの淡路、そして、学校イベントのほとんどが中止となり、長年の恋心さえも伝えられずにいる中学3年生の光輝と鈴。

 

この日は、しし座流星群がピークを迎える日。恋人や親友、我が子との間でさえも曖昧になっていく他者との繋がりに、それぞれが葛藤を抱えながらも、たしかな一歩を踏み出そうとする彼らの空に、流れ星が降り注ぐ。

 

<雑感>

 

☆3.2。騒ぎ合うだけの関係性ばっかりやな。それがこの年代の友人なのか。