「烏は主を選ばない」(2024年春作品)第8話 感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:阿部智里、監督:京極義昭、制作:ぴえろ。

 

 

第8話「侵入者」

 

桜花宮で人死にが出た。心を痛めた東家の姫・あせびは、報告に来た澄尾(すみお)に追いすがる。北家の白珠(しらたま)は、あせびに言いがかりをつけ責めたてるが、南家の浜木綿がその場を収めた。一方、若宮の頼みで、庭師の一巳(かずみ)を桜花宮を見下ろす崖へと案内した雪哉。そこから見えたのは、生気を失った白珠の姿だった。彼女を見つめる一巳の目には焦燥が宿る。そして、夜。闇に沈んだ女の園に、何者かが忍び込んだ。

 

<雑感>

 

あらー。白珠は性格が悪いわけじゃなくて、心が壊れていたのか。この作品は日本の貴族史をベースに作られたファンタジーだが、よく考えれば天皇家への入内は各貴族にとって悲願だったわけで、入内させる側の視点での記録が残っていないだけで、こうした争いはあったのだろう。

 

中華風ファンタジーとはまた違う内容で、なかなか興味深い。