「ゴルゴダの丘」(1935年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督によるフランスの歴史映画。出演はジャン・ギャバン、ロベール・ル・ヴィギャン、アリ・ボール。

 

 

<あらすじ>

 

予言者ナザレのイエスは、信徒を従えてエルサレムの街に入った。ユダヤ教の司祭は彼を怖れ、イエスの弟子ユダを銀貨30枚で買収した。死刑にする算段であったが、ローマの支配下であるゆえに権限がなく、困り果てた司祭たちはイエスを押し付け合った。

 

司祭らは民衆を金で雇い、口々に死刑を叫ばせた。こうなると民衆を鎮めるためにイエスを磔にするしかなく、釘で打たれたイエスは間もなく息絶えた。

 

<雑感>

 

さすがにキリスト教の重要な逸話だけに、力の入った大作だった。ゴルゴダの丘の景色をどこかで見たと思ったら「Fate」でよく出てくるあれだな。死体が積みあがった映像。あれは別の場面だが、この映画の構図とそっくりであった。

 

☆3.0。のちにキリスト教が加害者になっていくんだけどな。