「ナース・キリング 死への誘い」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ピーター・サリヴァン監督によるアメリカのスリラー映画。出演はアリソン・マカティー、ジェレミー・ジョン・ウェルズ、ヘイリー・グレイ。

 

 

<あらすじ>

 

シングルファーザー・リアムの11歳の娘コリーンが突然の呼吸困難に襲われる。自宅での静養を医師に勧められ、彼は住み込みの女性看護師ビクトリアを雇う。美しくて献身的な彼女に魅かれていくが、コリーンの症状は一向に回復せず、発作を繰り返す。不審に思ったリアムは看護師の過去を調べ始める。

 

リアムの上司ビバリーは、彼が悩んでいるのを見てビクトリアのことを調べ始めた。すると彼女の本当の名前はキャサリンだとわかる。キャサリンはリアムの妻が亡くなった事故のもう一方の当事者で、彼女もまた家族を失っていた。その事実を突きつけると、キャサリンは注射を打って彼女を黙らせた。

 

リアムもまたビクトリアという看護士が登録されていないことを知る。彼女は、もう一度家族を得るためにリアムの家に入り込み、娘に毒を盛っていたのだ。リアムの義母ミリアムもまたビクトリアの正体を見破ったが、彼女に注射を打たれて倒れた。

 

リアムも捕まえたキャサリンは、全員を食卓に縛り付けて家族ごっこを始めるが、自力で縄を解いたリアムと揉み合いになり、最後はミリアムに殴られて逮捕される。

 

<雑感>

 

Lifetimeの新作ドラマ映画。Lifetimeというのは女性向けの映像作品を作っている会社で、わかりやすく言うと映画版ハーレクインロマンスのような独特な立ち位置にいる会社。女性が感情移入しやすそうなシチュエーションを作ることで定評のある会社だ。

 

この作品もキャサリンやミリアム、コリーンなど女性キャラに感情移入しやすく、リアムはなんというか、男性向け作品の女性キャラのような、顔だけ拝借みたいな立ち位置にある。だから主人公なのにあまり活躍しない。

 

☆3.0。ほぼ周囲の女性キャラだけで解決する。