「トゥー・タイム・ユー Two Times You」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

サロモン・アスケナージ監督によるメキシコのサスペンス映画。出演はメリッサ・バレラ、アナヒ・ダビラ、マリアノ・パラシオス。

 

 

<あらすじ>

 

親友のターニャとダニエラは退屈な結婚式でお互いの旦那であるベニーとロドリゴを交換する。家に帰るまでお互いの旦那を入れ替えたまま車に乗り込むが、前を走っていたダニエラとベニーが交通事故で死んでしまう。そして、残された2人は奇妙な関係を築き始める。

 

ダニエラとベニーを轢き殺したのは奇術師だった。その男の力により、事故で死んだのがターニャとロドリゴなのか、ダニエラとベニーなのかわからなくなってしまう。生き残ったそれぞれの入れ替わりカップルは、それぞれに生きた記憶を重ねていく。

 

しかし、死んだのはやはりダニエラとベニーだった。ターニャは轢き逃げ犯の奇術師を見つけ出して復讐のために轢き殺す。

 

<雑感>

 

パーティーで羽目を外した後、酔っぱらった男性陣の代わりにターニャとダニエラが自動車を運転する。ふたりは腕前を競い合ったが、途中で奇術師の運転するバンと事故を起こして、ダニエラとベニーが死ぬ。

 

ダニエラは霊となってターニャにつきまとい、ターニャの身体を使ってダニエラの身代わりを演じる。霊と奇術が組み合わさった奇妙な状態となり、ダニエラとターニャは役割を入れ替えたまま生き残った場合のそれぞれの時間を重ねていく。

 

しかし、立場を入れ替えたままでは結局は失われた自分自身は取り戻せない。ダニエラがターニャの立場になっても、ターニャがダニエラの立場になっても、自分だけは取り戻せないのだ。そして、友人としての彼女たちももちろん取り戻せない。恋人は恋人ではない。

 

どっちが本物の人生なのかわからないまま時間が過ぎていくが、ベニーが奇術師に消される事件をきっかけに死んだのはやはりダニエラとベニーだったと思い出し、ターニャは奇術師を見つけ出して轢き殺す。その時勢い余って彼女自身も死んでしまう。

 

☆2.0。大体こんな感じの話であったが、かなり意味不明な描写が多い。