「生きる LIVING」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

オリヴァー・ハーマナス監督によるイギリスのドラマ映画。出演はビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ。

 

 

<あらすじ>

 

市役所の中は事なかれ主義が蔓延していた。ロドニー・ウィリアムズもまたその流れに逆らうことなく生きてきたが、末期癌と診断されたことで彼の心の中には大きな変化が起きていた。そして彼は、積み上げられた陳情書の中に公園整備の書類を発見する。

 

そして彼は、最後の仕事としてこの陳情を叶えるべく動き始めた。

 

数か月後、彼はひっそりと息を引き取った。彼が叶えた陳情は、政治家たちによって手柄を奪われていた。それも彼の小さな石は、若い職員に受け継がれていた。

 

<雑感>

 

黒澤明の「生きる」のリメイク作品。この作品も重厚な画面と達者な演技で素晴らしい出来であったが、黒澤のリメイクは黒澤の偉大さを際立たせるだけじゃないかというオレの考えはやはり正しい。どんなに頑張ってもあの作品には及ばないんだよな。

 

☆4.0。この映画も悪くなかったけどね。志村喬は本当に名優だった。思い出しただけで泣ける。