「メモリー 記憶の追体験」(2020年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

セルジオ・ヴァルガス・パス監督によるボリビア・コロンビアのSF映画。出演はベアトリス・スプレツィニ、フアン・パブロ・バラガン、メルセデス・サラザール。

 

 

<あらすじ>

 

近未来。10年前に夫アレサンドロを亡くして以来、一人暮らしをしている老女マリア・アナは、夫の居ない寂しさをメモリー社に通うことで癒していた。メモリー社は独自のテクノロジーによって脳の特定の部分を活性化させて記憶を呼び起こし、利用者が望む過去の瞬間を詳細に見せる機会を提供する会社だった。

 

その中で彼女は毎日アレサンドロと出会い、最愛の瞬間を思い出していた。しかしある日、いつものように夫との愛の記憶を追体験していた彼女のシステムに異常が発生。幸せだった過去の記憶が全て失われてしまう。その事件以降、メモリー社に通うことをやめたマリア・アナだったが、ニコラが彼女の行方を捜していた。

 

ニコラは装置の性質上、タイムトラベルが可能だと信じていた。マリアが叩き出す異常値こそ、彼が求めていたものだった。彼は母を亡くしたことを後悔しており。母を生き返らせるためにマリアの情報にアクセスしようとして会社から目を付けられた。

 

ノコラはマリアの望みを叶えると誘い出し、実験を敢行した。これにより、確かに何かが起こった。マリアの家には知らないハウスキーパーがおり、仲の悪い兄のロドリコと仲がいいことになっていた。ニコラの説明では精神だけがタイムトラベルしたために彼女の未来の記憶は消えたのだという。

 

そして彼女は一番幸せだった時間にタイムスリップして、未来では安楽死に同意した。

 

<雑感>

 

タイムスリップするという部分にまるで納得がいかなくて、ニコラが大袈裟な演技であーうーやっているのもどうかと思うね。そこを作り込まなくちゃいけないのではないかな。

 

☆2.7。頑張ってるとは思うけど。もっと脚本を整理しないと。