「ミュージック 僕だけに聴こえる音」(2024年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ルディ・マンキューソ監督によるアメリカの青春映画。出演はルディ・マンキューソ、カミラ・メンデス、JB・スムーヴ。

 

 

<あらすじ>

 

ルディは母とともにアメリカへやってきた。まだ定職にはついておらず、音楽活動に興味がある。ヘイリーという彼女がいて、バイトをしながら学校に通っている。美容院を経営する母はブラジル人と付き合えと口うるさい。

 

彼は街の雑音が音楽に聞こえる。女性にもてる彼は、アメリカ人のヘイリーとブラジル出身の女性イザベラと同時に付き合うようになる。ヘイリーはルディを愛していてくれたが、お堅い白人家庭の出身で、音楽とマペットが大好きなルディのことは理解してくれなかった。

 

ルディはヘイリーにフラれ、イザベラにも愛想を尽かされる。そのことを人形劇にしたところ人気を博し、彼は有名人になる。そしてイザベラが彼の元に戻ってくる。

 

<雑感>

 

アマゾンオリジナル作品。街のあらゆる音が音楽に聴こえてしまう青年の話。彼はアメリカ生まれだが、ルーツはブラジルにあり、アメリカでは有色人種に分類される。母はアメリカの人種差別を理解しているので、ブラジル人の女性との交際を望んでいる。

 

そして最後は丸く収まるみたいな話。ヘイリーの家に招かれたときの気まずさは、有色人種なら誰でも経験しそうなことだ。

 

☆3.0。ブラジル人が主人公なのは、いまのアメリカのリベラルの理想国家がブラジルだから。人種が混ざっているのがい良そうだ。バカじゃないの?