「突然の終止符」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ニキ・イリエフ監督によるブルガリア・アメリカのドラマ映画。出演はゲイリー・ドゥーダン、サーニャ・ボリソワ、バシャール・レイホール。

 

 

<あらすじ>

 

総合格闘家のアーロン・ハンターは、順調に勝ち続けて有名になり、美しい妻と結婚したが、2戦続けて敗北し、怪我をしてリングに立てなくなるとすべてを失った。妻は家を出ていき、その家も自分のものでなくなった。

 

心機一転NYに移り住んだ彼はミュージシャンを志すが、ジャナという変わり者で兄とジプシーとしか関わりを持たない女性を好きになり、彼女と兄のために一夜限りの復帰を決めた。ところがその対戦相手というのが、ジャナの兄であった。

 

八百長ではないかと問題になったが、アーロンは自分のための試合でもあると予定通り戦うことを告げる。試合はアーロンがルールを無視して暴れたためにジャナの兄の勝利になったが、兄が大好きなジャナはアーロンから離れていき、アーロンも病気が悪化した。

 

しかし、また無一文になってミュージシャンに戻ったアーロンの元に、ジャナと兄は戻ってきた。

 

<雑感>

 

ところどころ臭い演出があって(登場人物が観客に語り掛ける)それがあまりよくないが、ジャナのキャラクターに味があってポリコレ要素も気にならず楽しめる作品だった。ジャナと兄は故郷のブルガリアを捨ててNYにやってきた孤独な兄妹だ。

 

☆3.0。ジプシーという言葉を使っているのは彼らがブルガリアの人間であるため。