「Fed Up」(2014年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ステファニー・ソエクティグ監督によるアメリカのドキュメンタリー映画。

 

 

<あらすじ>

 

ケイティ・クーリックのナレーションによる『フェド・アップ』は、米政府の支援を受けた食品業界による、過去30年間にわたるアメリカ国民を誤解・混乱させるためのキャンペーンについて明らかにし、私たちが食品と運動について知っていると思っていたことのすべてを暴露する。

 

<雑感>

 

好きなもの食って死ねばいいじゃねーかと思わなくもないが、そう言い切れなくしているのが糖尿病。この治療に莫大な金がかかる。財政支援も莫大になる。

 

アメリカは長らく「肥満は運動不足が原因」とエクササイズを奨励してきた。だがその一方で、激甘炭酸飲料については業界のロビー活動に屈して野放しにしてきた。これを政府の責任にしたことを契機に今度は砂糖悪玉論へと発展。どの食べ物に砂糖がどれだけ入っているかを気にしろと言い出した。

 

そしてオバマ政権誕生により子供の肥満問題に着手。砂糖のみならず脂肪、油分など太りそうなものをすべて敵視する。その結果、牛乳が売れなくなり成分調整した無脂肪乳が売れるようになる。すると今度は牛乳を消費するために業界はチーズを売り出す。これがまたカロリー爆弾で、アメリカ人の達磨化がさらに進んでしまう。

 

みたいな内容。みたいなじゃねーよ。そういう内容です。

 

☆3.5。アメリカの肥満の歴史が紹介されていていいドキュメンタリーではあるが、何を食うかというより、食いすぎじゃね? 量の問題では?