「ヒート・ストローク」(2012年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

イヴリン・モード・パーセル監督による南アフリカ・ドイツのアクション映画。出演はスティーヴン・ドーフ、スヴェトラーナ・メトキナ、メイジー・ウィリアムズ。

 

 

<あらすじ>

 

ハイエナを研究するポールの恋人タリーは、彼の研究でアフリカの砂漠へ同行する。ポールの前妻との娘、反抗期のジョーもその旅に同行することになるが、ジョーのわがままで結局ポールは、テントにタリーを残し娘と車で空港に向かう。

 

食料も水も残りわずかになり、数日経っても帰ってこないポールを待てず、テントを出るタリーだが、少し離れたところで見たものは銃で撃たれたポールの死体と、血だらけのジョーだった。密猟団と接触してしまったタリーとジョーはその後、命を狙われることに。

 

しかし移動手段を失ったふたりは密猟者に見つかってしまい、ジョーが捕らえられてしまった。彼女はタリーをおびき寄せるための道具として生かされた。タリーはわずかな隙を突いてジョーを助け出す。そして砂漠の中を歩いて逃げ出した。

 

密猟者たちは車や飛行機、それにドローンを駆使してふたりを探す。タリーは砂漠の知識を生かして必死に逃げ回る。女性ふたりを追ううちに密猟者の中で仲間割れが起き、ふたりは彼らの車を奪って街まで逃げた。

 

<雑感>

 

メイジー・ウィリアムズは、「フォーリング 少女たちのめざめ」(2014年作品)という作品に出演していた個性派の女優さんで、特徴的な顔立ちをしているのですぐに思い出した。この作品は、アマゾンの評価は低めだが、劇場公開作としてちゃんとしている。

 

早々に男性が死んで女性二人が生き残る展開も、ポリコレというよりはその方がスリルが高まるとの計算だろう。それは上手くいっていると思う。

 

☆3.4。ただ生き残るだけというのが残念なところだ。