「パルス」(2006年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジム・ソンゼロ監督によるアメリカのホラー映画。出演はクリステン・ベル、リック・ゴンザレス、イアン・サマーホルダー。

 

 

<あらすじ>

 

女子大生のマティは、恋人ジョシュと連絡が取れなくなっていたが、ある日彼の部屋を訪ねると、突然ジョシュが姿を現し、心ここにあらずといった風体でそのまま自殺した。ショックを受けた彼女を慰める友人たちであったが、そのジョシュから「助けてくれ」とメールを受け取る。

 

ジョシュのパソコンの設定の問題だろうとマティの友人がジョシュの部屋を訪ねたところ、彼もまた行方不明になってしまった。マティはジョシュが使っていたパソコンを入手して、彼の足跡を追う。するとハッカーのジーグラーと連絡を取っていたことを突き止めた。

 

ジョシュはジーグラーのパソコンをハッキングして、「何か」を開放してしまったらしかった。やがてマティの周辺にいる人間がその「何か」に襲われ始める。それはネット回線を通じて拡散しているようで、マティの周囲にいる人間のみならず、無関係な人間の失踪事件が相次ぐようになった。

 

街は瞬く間にゴーストタウンとなった。マティはデクスターとともにジョシュのアパートに向かう。「何か」を封じ込めるウイルスの存在に気づいたものの、それを解決するには至らず、彼らは電波の届かない場所で新しい文明を起こすしかないと決心するのだった。

 

<雑感>

 

どこかで見た記憶があると思ったら、黒沢清の「回路」(2000年作品)のリメイク作品だった。「開かずの間」が「何か」になっているわけだな。意外に良かった。本編並みの面白さはある。超えるほどじゃないが。

 

☆3.3。昨日はウォッチリストの不調で感想記事をかけなかったが、ここまで一昨日に視聴した作品。