「ドラキュラ/デメテル号最期の航海」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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アンドレ・ウーヴレダル監督によるアメリカのホラー映画。出演はコーリー・ホーキンズ、アシュリン・フランチオージ、デヴィッド・ダストマルチャン。

 

 

<あらすじ>

 

医師のクレメンスは、デメテル号の乗組員に応募したがいったんは断られる。しかし、船員に空きができて乗船を許可された。船医として働き始めたクレメンスは、船内の荷物の中から瀕死の女性を見つけ、治療を始めた。女性の名はアンナ。彼女は、この船にドラキュラが積み込まれていて、自分はドラキュラの食料用として運ばれたのだと説明。

 

そのころ、船の中では殺人事件が起きていた。船員が次々に襲われて血を吸われていった。血を吸われた者らはドラキュラになっていき、船内は大パニックに。船員たちは何が起こっているのか知らされていなかったが、被害者のひとりトビーが太陽光に焼かれて死んだことからドラキュラの存在が知れ渡る。

 

目的地であるイギリスが近づいてきたとき、船員たちは船ごと燃やして逃げだすか、ドラキュラと戦うかの選択に迫られた。最後は戦うことを選んだ彼らは、大きな被害を出しながらもドラキュラの捕獲に成功。ところが運悪く、船が座礁してしまった。

 

救助を待つうちにドラキュラは脱出。クレメンスとアンナは助けられるが、ドラキュラに噛まれていたアンナはずっと輸血しながら生きるより、太陽光を浴びて死ぬことを選んだ。

 

<雑感>

 

配信で「ちょっと画面が暗いなぁ」と思う作品って、映画館で見るとちょうどいいんだよね。この作品はC級ホラーと違ってちゃんとした作品。劇場鑑賞に堪え得る作りになっている。

 

ただ、この時代に黒人の医師なんていたのかね。こういうところが最近の作品のどうかなと思う部分。ハリウッドは歴史考証を無視するようになってしまったのだが、これを歴史改変とは呼ばないんだよね。

 

☆3.8。どこの国でも左翼は癌細胞みたいなものだ。