大西功一監督による日本のドキュメンタリー映画。
<あらすじ>
津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。彼を産み、視力を奪い、蔑み、また命の綱となった三味線を授けた恨めしくも愛おしいこの土地に初代竹山は終生拠点を置き、津軽の音を探し続けた。
映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。そして、この地に今も残る風習や文化、人々の暮らしにレンズを向け、竹山の音に潜むであろう津軽の原風景を浮き彫りにしていく。
<雑感>
津軽じょんがら節をロックに取り入れたのは寺内タケシなのだが、もしかしたらものすごい功績だったのかもしれない。津軽三味線は何度聞いてもロックだわ。カッコいいもん。
高橋竹山という人物のことは寡聞にして知らなかったのだが、魂を揺さぶる演奏をする人だった。若いころはとんでもない演奏をしてたんじゃないのかな?
☆5.0。和楽器バンドはなんで解散しちゃったんだよ(泣)