「ディレイルド 脱線」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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デイル・ファブリガー監督によるアメリカのパニック映画。出演はカーター・スコット、シェイ・スモリック、エヴァレット・ウォーリン。

 

 

<あらすじ>

 

豪華なディナーを楽しみながら推理ゲームを行う体感型イベント列車“殺人ミステリー急行”。このツアーに初めて参加するイヴリンや、家政婦と同乗した10代のアビゲイルらを乗せ、出発の汽笛と共にゲームの幕は上がった。

 

しかし、物語を進行させる一部の役者らが、演技ではない本当の強盗を企て、乗客の数名が犠牲となり車内は大パニックに陥ってしまう。

 

そんな中、スピードの異変を察知した車掌は、後ろの車両へ乗客らを移動させようとするも、加速した列車は急カーブを曲がり切れずに脱線し、崖から川へ転落してしまう。その後、奇跡的に一命を取り留めたイヴリンやアビゲイルたちは、過酷な状況下で更なる信じがたい現実に直面する。

 

彼らが落ちた川には半魚人が棲んでいたのだ。連射が沈んでいくなか、多くの乗客は半魚人の襲撃を受ける。岸に泳ぎ着いたのはごく一部。生き残った人間は、近くの廃墟に逃げ込んだ。だがそこにも半魚人は追いかけてくる。彼らは人間を食料としていた。

 

次々に食われて生き、最後のひとりとなったイヴリン・ハイドは必死に逃げて駅舎に辿り着き、そこで助けを求めた。ところが誰も話を信用してくれない。そして謎が明らかになる。

 

列車事故は96年前に怒っており、彼女はすでに死んでいたのだ。

 

<雑感>

 

これもいわゆる夢オチの一種。でもちゃんと作ってあって好感は持てた。それより斜め上の展開だったのは半魚人さんの登場だ。あそこで一気に面白くなる。列車事故とクリーチャーものの合わせ技で最後まで面白さを保った。内容もエンタメしている。

 

登場人物も味のあるキャラばかり。女性はみんな綺麗だし、女の子もちょっと変わった顔だけど可愛い。映画はこうでなきゃいかんよな。政治的な正しさなんかより、エンタメに振り切ってくれないと。「政治的な正しさ」だって、全然正しくないし。哲学を知らないだけ。

 

☆4.0。半魚人登場で高得点になったな。ワニに襲われるより断然面白くなる。