ピーター・メダック監督によるアメリカのSF映画。出演はマイケル・マドセン、ナターシャ・ヘンストリッジ、マーグ・ヘルゲンバーガー。
<あらすじ>
着陸船で火星の地表に降り立ったパトリック・ロスは、火星の土を採取して宇宙船に戻る。そこで分析を試みたところ、地表の一部に粘菌状の生物がおり、パトリック・ロス、アン・サンパス、デニス・ギャンブルに襲い掛かった。
しかし、何事もなかったかのようにクルーたちは地球に帰還。ロスはパーティーののち、禁止されている性行為を行ってしまう。
直後、まぐわった美女の腹を引き裂いて触手が伸びる。だが、ロスはこの日のことも何も覚えていない。このときすでに宇宙飛行士たちは宇宙生物に身体を乗っ取られており、その血液は意志を持った別生物となっていたのだ。観戦していないのはギャンブルだけ。彼はロスが銃で自殺しながら、その頭部が復元される様子を目撃する。
軍は、人工生物シルのクローン・イヴを使ってロスの居所を探る。するとロスは次々に女とまぐわい、大量の子供を作っていた。イヴもまた発情してロスをまぐわろうとする。政府は唯一感染しなかったギャンブルの血液から血清を作り、宇宙人となったロスの子供を殺していく。
ロスは父親をも平気で殺した。イヴとロスはまぐわい、繭を作る。ギャンブルは、自分の血液を使ってロスを攻撃する。こうしてようやくロスの身体は溶けてなくなったが、殺されたイヴの身体からふたりの子供が飛び出してくる。
<雑感>
シリーズ第2作。火星の変態宇宙人が色男の身体を乗っ取って地球の美女を孕ませまくる作品。第1作も、内容云々より女優の裸で有名になったようなものなので、もうやりたい放題である。昨今のハリウッドならNGだろうが、このころはまだおおらかであった。
☆3.0。SFX時代の作品は、スライム状の生物がよく出てくる。