「修道院のガリバルディ部隊兵」(1942年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ヴィットリオ・デ・シーカ監督によるイタリアのコメディ映画。出演はレオナルド・コルテーゼ、マリア・メルカデル、カルラ・デル・ポッジョ。

 

 

<あらすじ>

 

1860年頃のこと、サンタ・ロッサナ修道院の生徒だったマリエッラの家に、負傷したガリバルディ兵のアミデイ伯爵が運び込まれた。やがてマリエッラと伯爵は愛し合うようになる。ところがガリバルディ兵である伯爵を追って兵士が修道院に押し掛けてくる。

 

激しい戦闘のなか、伯爵は戦死。修道院の長い1日は終わった。

 

物語はを語り終えた祖母は、かつての修道院の友人を自宅に招き、曾孫たちにその話を語り伝えるのだった。

 

<雑感>

 

世界史には詳しくないが、イタリア統一に関係した話のはずだ。1860年だから、北イタリアだの南イタリアだのナポリ王国だのなんじゃかんじゃでイタリアがややこしかった時代の話だ。それを統一したのがジュゼッペ・ガリバルディだから、彼の兵隊の話だな、きっと。

 

イタリア統一を目指す開明的な伯爵様が女ばかりの修道院にやってきてハーレム状態になるが、頑張ってと味方の軍に送り返されたとたん戦死してしまう。修道院の女性たちはみんな長生き。男はつらいのぉ。

 

☆3.0。音楽演出があまりよろしくないね。場面に合ってない。