「歓喜に向かって」(1950年作品)感想 | 深層昭和帯

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イングマール・ベルイマン監督によるスウェーデンのドラマ映画。出演はマイ=ブリット・ニルソン、スティーグ・オリーン、ヴィクトール・シェーストレム。

 

 

<あらすじ>

 

妻を事故で失ってしまったバイオリン奏者の夫スティーブン・エリクソンは、次々とありし日の夫婦のことに思いを馳せる。妻がほかの男の子どもを宿したこと。自分にも愛人がいたこと。それでもお互いがお互いを許し、幸せになろうとしていたこと。さまざまな思いを胸に秘めながら、彼は「第九交響曲」の演奏に参加する。

 

<雑感>

 

素晴らしい音楽劇。夫婦の物語と音楽がリンクしてひとつの劇としてかなりの完成度になっている。ありふれた夫婦の話が、音楽によってドラマチックに彩られている。

 

☆4.0。演出特化型の映画でした。