「ロードハウス 孤独の街」(2024年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ダグ・リーマン監督によるアメリカのアクション映画。出演はジェイク・ギレンホール、ダニエラ・メルシオール、コナー・マクレガー。

 

 

<あらすじ>

 

元UFCチャンピオンながらいまは落ちぶれて地下格闘家として生計を立てているエルウッド・ダルトンは、金に困っているところを用心棒の仕事にありついた。町の荒くれ者を懲らしめて金を貰い、ボートハウスに泊まる日々が始まった。

 

それが原因となって、町のバイカーたちに目を付けられ、襲撃を受けるようになる。町を仕切るベンは、この新たな用心棒を何度も襲撃するが、そのたびにダルトンに返り討ちに遭ってしまった。業を煮やしたベンの父ジェリーは、刑務所内から指示を出して殺し屋を送り込んできた。

 

さらに、町の保安官もジェリーの手下だった。ダルトンはたちまち窮地に陥る。不法なやり方でダルトンの理解者を襲っていく悪党たち。我慢の限界になったダルトンは、町の腐敗の根源に迫っていく。そこにあったのは、麻薬取引であった。

 

取引で得た金を奪ったダルトンは、保安官の娘でありながら自分に協力的だったエリーのために敵のアジトに乗り込んで船を爆破。敵を打ちのめす。だが、ダルトンの行為により、彼に友好的だった人らの店は滅茶苦茶にされてしまった。

 

保安官も、娘のエリーを助けてくれたことと、ベンらが死んでしまったことでダルトンと敵対するのは得策ではないと判断して事件を揉み消すことにした。ベンは、賠償として麻薬取引の金を店に置いて町を去っていった。

 

<雑感>

 

アマゾンオリジナルの新作。あらすじを紹介しているサイトがなかったので若干詳しく書いておいた。

 

劇中でも触れられているが、脚本は昔の西部劇をリスペクトした内容。美しい町に荒くれ者が乗り込んで、金と暴力で支配していく。以前の平和な町に戻ることを望む市井の人が用心棒を雇い、悪党どもを成敗。ヒーローは夕日の中を去っていく。実際はバスで去っていくのだが。

 

単純な構成が功を奏し、またUFCを下敷きにしたアクションが派手で、海辺の町が舞台なのでボートアクションも派手だ。すごくいい作品だった。

 

☆4.5。アクション映画には厳しいブログだが、これはすごく楽しめた。