デジタル時代の殺人事件について考察するドキュメンタリー。
エピソード9 - 偽装された殺人
スポーツウェアショップで2人の女性従業員が血だらけで発見される。1人はすでに死亡しており、もう1人の被害者も傷だらけだったが、息をしており病院へ搬送される。当初は強盗による暴行事件だと思われたが、捜査が進展するにつれ恐ろしい真実が浮かび上がる。
エピソード10 - 犯人へと導くSNSメッセージ
ある小さな町で15歳の少女が行方不明になる。明るい性格の人気者で、SNSでも意欲的に活動していた美少女の突然の失踪。手掛かりが得られず捜査が難航する中、元恋人や同級生らへの聞き取りで、若者らが集まるたまり場の存在が明らかになり、警察は少女が出入りしていた情報を突き止める。
<雑感>
SNSを通じて、友人同士は頻繁に連絡を取り合っている。その連絡が途絶えたとき、事件は発生している。以前と違うのはこの点だろうか。捜査の初期において、携帯とパソコン情報を洗い出し、対象人物の性向の特定をする。そのうえで事件の内容と照らし合わせて、犯人かどうか吟味する。
ここからは以前とそれほど変わっていない。証拠を集め、自白を取り、立件する。
事件の発生が早く明らかになることが増えたみたいだが、解決することが増えた証拠はなく、未解決事件は別の科学的な捜査手法の確立により若干減っている。ただ、犯罪発生率の増加にまったく追いついていないので、未解決事件そのものは増えている。
オレが知りたかった世の中の変化については「デジタル・エビデンス」という別の番組の方が詳しそうだ。こちらはまたの機会に視聴する。