「偽装結婚 カリブ海に消えた花嫁」(2020年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

トム・シェル監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はクリスタ・B・アレン、ダニエル・C・ライアン、ジェイコブ・ヤング。

 

 

<あらすじ>

 

妹のエラと仲良しの姉リディア。彼女はエラの婚約者トーランが、傲慢で支配的な様子が垣間見えていることから、2人の結婚には反対だった。しかしトーランを信じるエラには、リディアの忠告は響かなかった。

 

そんななか、姉妹は結婚式の直前に開かれたパーティーで、占い師にエラの運勢を占ってもらうことに。だがその結果は、彼女の死を示唆するものだった。心配事がさらに増えたリディアの気持ちはよそに、その後、エラとトーランの結婚式が執り行われ、2人はカリブ海へ新婚旅行へと旅立った。

 

しかし直後、エラからの連絡が途絶え、身を案じるリディア。するとトーランから、エラが行方不明になったとの連絡が入る。エラには多額の生命保険金が掛けられており、トーランは警察にウソの証言ばかりした。だが保険金のことはトーランは知らなかった。

 

リディアは手掛かりを頼りに占い師の元へ赴く。するとエラは彼女のところに匿われていた。暴力的なトーランから逃れるために、死を偽装したのだった。保険金はエラがリディアを受け取り人にして自ら掛けていたもので、逃走資金にするという。

 

トーランが犯人だと思い込んみ、警察に殺人での捜査を訴えていたリディアは混乱して状況の打ち消しに躍起になる。しかし、警察はトーランを逮捕してしまう。良心の呵責に耐えられないリディアは、夫にすべてを話してしまう。リディアの夫は、複雑な状況に苦慮した。

 

というのも、保険金の受取人がリディアである以上、死亡保険金を受け取り、エラに送金したらリディアが保険金詐欺の罪に問われる。かといって、トーランを放置するとエラはいつか殺されてしまう。何もできずに時間だけが過ぎ去るなか、ついにトーランがリディアの隠し事に気づいてしまった。

 

トーランはリディアの子供を誘拐。言葉巧みにエラが生きていることを訊き出してしまう。エラと息子の交換を持ち掛けられたリディアと夫は苦悩する。話を聞いたエラは自分のせいだと、トーランの別荘に乗り込む。保安官もまた別荘に赴くが、彼はトーランに刺されてしまった。駆け付けたエラはトーランを殴る。

 

子供を取り返そうと屋敷内に入ったリディアがトーランの人質になるも、警察によって銃殺された。

 

<雑感>

 

アメリカのテレビ映画。いわゆる2時間サスペンスというものだ。アメリカやカナダの2時間サスペンスはどれも類型的なストーリーの中で、ヴァリエーションを展開している。日本もおそらくそうだろう。

 

アマゾンで様々な国の2時間サスペンスを見るようになって、ヨーロッパの作品は一味違うと知った。なかなか凝っていてすごく楽しめるのだが、向こうはむこうでぺドフィリアが絡むことが多く、また都会の人間が田舎をバカにする内容が多い。お国柄なんですかね~?

 

☆2.8。テレビで流し見するにはちょうどいい作品。テレビ向けなので、血が出ないのがいい。