「ローラーボール」(1975年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ノーマン・ジュイソン監督によるアメリカのアクション映画。出演はジェームズ・カーン、ジョン・ハウスマン、モード・アダムス。

 

 

<あらすじ>

 

2018年、人類は究極の幸福に満たされて生きていた。飢えや戦争もない時代、人々はローラーボールという残酷なゲームの虜になっていた。ジョナサン・Eは、ローラーボールの圧倒的なスーパースターだったが、すさまじい彼の人気は、支配者層を恐怖に陥れた。

 

20世紀は、カリスマが支配することで、暗黒時代となった。支配者層は人類の安定を守るためにジョナサンに対して暗殺指令を出す。

 

東京で始まった試合には、暗殺者が送り込まれた。残虐なゲームゆえに死亡事故はつきものである。ジョナサンの親友を空手で殺したものの、ジョナサンは生き残り、チームは決勝戦へと駒を進めた。今度こそ必ず殺せと再度命令が下る。

 

決勝戦はどちらかが死ぬまで繰り広げられる。ジョナサンに襲い掛かる選手たち。だがジョナサンは生き延び、万雷の歓声の中を佇む。

 

<雑感>

 

これ見たことあるわ。劇場鑑賞はしていないからテレビじゃないかな。すごく影響を受けて、新しいスポーツを作れないかって、勉強もせずに頭を悩ませていたものだ。まぁ、すぐに飽きてしまうわけだけど。それ以来、忘却の彼方に置き去りになっていた。

 

民主主義が否定された世界って、小学生には新鮮だったんだな。一種のディストピアものなんだけど、子供のころには気づかなくて、平和になると倦怠感から人間は残虐なゲームを好むようになるのかと、幼い頭で理解しようとしたものだ。

 

☆3.1。いま見ると大して面白くないし、稚拙な世界観なのだが、学校で教わる世界と違う世界があると知ったのは、新鮮な驚きだった。