「ダイ・ハード2」(1990年作品)感想 | 深層昭和帯

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レニー・ハーリン監督によるアメリカのアクション映画。出演はブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、ウィリアム・サドラー。

 

 

<あらすじ>

 

妻ホリーの出迎えのためにダラス空港にやってきたジョン・マクレーン刑事は、怪しい二人組の男と銃撃戦になるが、泥棒と間違われて警察に拘束されてしまった。二人組の諮問をロス市警に送り照合してもらったところ、当該人物はすでに死んだことになっていた。

 

空港では、南米の麻薬王エスペランザ将軍の移送が行われようとしていた。犯人グループは将軍の身柄を取り戻そうとしているようだった。犯人グループは、管制塔を占拠。無関係な飛行機を別の飛行場へと誘導や上空大気の命令を出し、将軍の乗った機体に着陸指示を出す。

 

そのころ、将軍が乗った飛行機は、ハイジャックされてパイロットが殺されていた。操縦桿を奪った将軍はダラス空港への着陸を試みる。

 

ホリーとともに飛行機に乗っていたジャーナリストのソーンバーグが、飛行機がハイジャックされていることや、南米の麻薬王エスペランザ将軍が逃げたことなどを大々的に報道してしまう。空港はこの報道によりパニックになってしまった。

 

報道ヘリを奪ったジャックは、犯人グループの飛行機の燃料ハッチを開き、機体を爆発させる。そしてホリーの乗った飛行機を無事に着陸させた。

 

<雑感>

 

「ダイ・ハード」はアクション映画だが同時にクリスマス映画でもあって、舞台は必ずクリスマスということになっていた。そういうお約束を守っている間は面白いのだが、お約束を破ると間違った方向に行くのが常だ。

 

90年当時、まだCGがそれほど発展していなかったので、ミニチュアを使った実写なのだが、ミニチュアを使っていると気づかないほど合成技術が素晴らしい。この時代に、合成順序の管理からレイヤーの発想が生まれて、のちにハリウッドの複雑な映画コンテの土台を作っていくことになる。

 

☆4.0。ブルース・ウィリスは2年で大スターの仲間入りをしており、客が呼べるハリウッドスターとして以降多くの作品に出演することになる。