テキサス州が移民を巡り連邦政府と激突! | 深層昭和帯

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バイデン政権の不法移民受け入れに反発しているテキサス州が、国境に設置されたレイザー・ワイヤーの撤去を巡って連邦政府と一触即発状態にある。

 

テキサスにはトランプ政権時に建設された国境の壁があるのだが、バイデン政権はまるで嫌がらせのようにこれを破壊。その隙間から移民がなだれ込んでいる。テキサス州は以下の声明文を発表。

 

「テキサス州を防衛する憲法上の権限を発動するために、侵略を宣言。この権限は国の最高法規であり、これに反するいかなる連邦法令にも優先する」

 

するとバイデン政権はテキサスに各地の州兵の派遣を決める。ところが、中西部の25州がこの派遣に異議を唱え、テキサス州に付くことを決議。アメリカはほぼ内戦のような状況になっている。ただし、まだ戦闘は起こっていない。

 

テキサス州を支持した25州。

 

 

テキサス州のアボット知事は、移民に対して自衛権を発動。州兵は不法移民に発砲できる状況にあり、さらにテキサスでは民間人の武装が盛んであるため民兵ですらないごく普通の民間人が非武装の不法移民を攻撃する寸前の状態になっている。

 

バイデン政権はこれを強く批判しているが、25州はテキサスを支持。自分たちもこれに準じる姿勢を見せ始めているのだ。

 

この処置に対しメキシコのバルセナ外相は、ブリンケン米国務長官と会談。自国からアメリカに流出している不法移民の取り締まりを強化する方針を確認、不法移民に加担する企業への罰則強化を表明した。

 

ブリンケン米国務長官は、こうしたメキシコ政府との合意を盾に、米政府がテキサス州知事の差別的行為を追及することも文言に盛り込んだ。各州への州兵派兵要請は、このメキシコとの合意文書に盛り込まれた内容に沿った行動だが、これがアメリカの分断を決定づけてしまった。

 

テキサス州知事アボットを支持しているのがトランプ前大統領であることから、大都市のマスコミはこぞってバイデン支持を表明している。だが、この件はマスコミで大々的に報道されていない。どうも、報道した場合の有権者の動向がトランプに傾きそうな気配を察して紙面に上げるのは控えているようなのだ。

 

もちろん、バカの日本の新聞は一切取り上げていない。

 

現在、情報はX(旧ツイッター)上で飛び交っている。オクラホマ州は、テキサス防衛のために州兵の派遣を決定。他の州はいまだ支持表明にとどめているが、もしバイデンが舵取りを失敗した場合、南北戦争に発展する可能性すらある。

 

前回の大統領選挙で、票がいつまで経っても確定せず、バイデンが有耶無耶のうちに勝利してしまったアリゾナ、ニューメキシコ、カンザス、イリノイ、ウィスコン、ミネソタなどは、知事が民主党系であるため静観されているが、元々トランプ支持とバイデン支持は拮抗しており、いつテキサスに寝返ってもおかしくない。

 

かなり切迫した状況が続いている。この記事は何かあり次第追加していく。