「ロードトリップ・ロマンス」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

サマンサ・ワン監督によるカナダ・アメリカのラブコメ映画。出演はナタリー・ホール、コリー・セヴィエール、ジュリア・ボルセリーノ。

 

 

<あらすじ>

 

シアトルでレトロ玩具会社を経営するメーガンは、高校時代のディベート大会で他校のライバルだった幼馴染みのオールデンと、デンバーの営業先で再会。同じくシアトルで競合会社を経営する彼は、同じクライアントへ売り込みに来ていたのだった。

 

妹ブレアの結婚式を間近に控えたメーガンは、花嫁と一番親しい女性側の代表のメイド・オブ・オナーとしてパーティーを主催しており、地元のウィチタに向かうはずが、飛行機はストライキで欠航。

 

レンタカーで7時間以上をかけ向かうことにするが、父親の退職祝いのため同じ飛行機で地元に戻るはずだったオールデンも渋々同乗させる。しかし、途中で車を盗まれ、代わりにオールデンが購入した中古車も事故に遭うなど、次々とトラブルに見舞われてしまう。

 

地元の農家が修理してくれることになり、しばらく滞在することに。そこでルネッサンス祭りに参加しているうちに、メーガンとオールデンは互いに惹かれ合っていながら勘違いで付き合えなかった事実を知る。

 

完璧に直らなかった超鈍足の車で妹の結婚式に急いだふたりは、いったん離れ離れになるものの、結婚式に駆け付けたオールデンと再会。付き合い始める決心をするのだった。

 

<雑感>

 

アメリカとカナダのラブコメ。いつものワンパターンですよ。ラブコメは日本の漫画原作の方がはるかに面白い。

 

何度か感想記事に書いているのだが、アメリカ・カナダのラブコメは、独身の大人の女性を対象とした物語なので、自立した女性が主人公で、男性は脇役。延々とこのパターンを繰り返している。王子様はイケメンじゃなく、幼馴染の普通の男が多い。

 

対する日本のラブコメは10代の少年少女向けの漫画作品がメインなので、高校や大学を舞台に、恋愛の駆け引きなどをコミカルに描くことが多い。話が現実離れしていて、突拍子もない物語進行なのでどれも工夫に富んで楽しめる。誰に出会うかより、どんな恋愛をするかに重点が置かれている。

 

日本のラブコメは、実写だと登場人物がアジア人ばかりになるのでアメリカでは売れにくい。アニメを大人の女性は見ない。ここをどうにかして突破すれば、かなり需要はあるはず。

 

☆2.0。この作品は正直全然面白くない。