「猛獣大脱走」(1983年作品)感想 | 深層昭和帯

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フランコ・E・プロスペリ監督によるイタリアのパニック映画。出演はジョン・アルドリッチ、ロレーヌ・ド・セル、ウーゴ・ボローニャ。

 

 

<あらすじ>

 

下水溝のドブネズミがカップルを襲撃して食い殺す事件が発生した。獣医のリップは専門家として現地に派遣される。そのころ、動物園では動物たちが凶暴化していた。ゾウが暴れて壁が破壊されたことで、檻を制御しているコンピューターが壊れ、動物たちが脱走してしまった。

 

そのころリップは火炎放射器で動物たちを焼き払い、数匹をサンプルとして捕獲していた。動物園に戻ると、そこは食い殺されたスタッフの死体が散乱していた。園を出た動物たちは街中で暴れまわっていた。リップは動物が凶暴化した原因を探るべく、調査を開始する。

 

すると、水道水に麻薬が混入していたことがわかる。リップの通報により事態は収拾していったが、その水を飲んだのは動物だけではなかった。子供たちもその麻薬入りの水で凶暴化していたのだ。リップは凶暴化した子供たちに襲われた。

 

<雑感>

 

いつだったか忘れたが、これは見たことある。こういう映画を見るたびに土曜のお昼に食べたチャーハンの味を思い出す。土曜日といえば、母ちゃんが作る油っぽいチャーハンだった。逆に、土曜の昼以外でチャーハンを食べたことなかった。

 

イタリア映画だけど言語は英語。当時から輸出用に作っていたのかもしれない。動物はすべて本物で、CGは一切使われていない。本物の猛獣には演技をさせられないから、演出面は弱い。一方で本物だというだけで迫力が出る。これはどっちがいいかは難しいところだ。

 

☆3.0。数十年ぶりに見た気がする。嫁もどこかで見たという。でもチャーハンの味は思い出さないそうだ。