「モニカ・ベルッチ ダニエラ、熟れた果実」(2005年作品)感想 | 深層昭和帯

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監督によるフランスの官能映画。出演はモニカ・ベルッチ、ベルナール・カンパン、ジェラール・ドパルデュー。

 

 

<あらすじ>

 

誰もが目をう場われる絶世の美女ダニエラは飾り窓の中で生きる女。平凡な男フランソワにとっては、まさに夢の女。そんな彼女に、宝くじで大金を手にしたフランソワは、「このお金が続く限り、僕と一緒に暮らして欲しい」と大胆な申し出をする。

 

ダニエラとの交渉は成立し、彼女は「優しくすると約束して」とだけ囁き、フランソワの部屋に引っ越してくる。夢にまで見た幸せな日々。しかし、心臓の悪いフランソワにとって、美しく妖艶なダニエラとの生活は刺激が強すぎた。

 

しかもダニエラには有力者の愛人がいた。その愛人は家に押し掛けてきて、賠償を要求した。それは宝くじ全額であった。それを渡してしまえば、ダニエラは彼のものになるが、彼女は自由で、フランソワは安月給である。繋ぎとめておくことはできない。

 

考えた挙句、フランソワは申し出を断った。するとダニエラは家を出ていった。フランソワを好きだった隣人はこの機を逃さず、彼とセックスする。一方のダニエラは、愛人におもちゃにされて彼の愛情のなさに幻滅してフランソワのところに戻ってきた。

 

フランソワは本当にことを打ち明ける。宝くじに当たったというのはウソだったのだ。だが、愛情に飢えていたダニエラは、フランソワとセックスすることを選んだ。ダニエラは自由気ままに振舞い、フランソワはそれを許容した。

 

<雑感>

 

これは酷い。最後のところは、ダニエラの愛人がパーティーの席にやって来るのだが、ダニエラを取り返そうともせず、妄想を語って終わり。わけがわからん。公開時のタイトルは「ダニエラという女」。

 

☆2.0。フランス映画の悪いところを凝縮したような作品。