「ブルー・ワールド・オーダー」(2017年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

チェ・ベイカー、ダラス・ブランド監督によるオーストラリアのアクション映画。出演はジェイク・ライアン、スティーヴン・ハンター、ビリー・ゼイン。

 

 

<あらすじ>

 

2022年、核戦争が起き文明は崩壊した。わずかに生き残った人間たちはサバイバルに必死である。しかしそのカオスを収拾し、人間を管理統制するためのバイオテック・ウィルスが何者かによって散布された。

 

感染者たちは一切の行動をコントロールされている。それが放つ強力な電磁波により地球上から子供が姿を消した。だが唯一、ジェイクとその娘モリーだけが免疫力があった。唯一残ったモリーは人類の将来を担うものだった。

 

電磁波は塔から発せられていた。そうした管理体制に逆らうレジスタンスが存在し、彼らは塔の破壊を目的としていた。ジェイクらはレジスタンスには加わらず、別の場所へ逃げようとした。だが途中でモリーが連れ去られてしまう。

 

レジスタンスのマットを知り合ったジェイクは、モリーを奪還するために塔に乗り込む。そしてモリーを奪還し、塔の黒人女性研究員とともに脱出を図る。塔の追手を躱しながら、一行は荒野を走る。レジスタンスの隠れ家に到着した彼らだったが、政府の人間に場所を知られ、急襲を受ける。その際にマットの愛人のクレアが死んでしまった。

 

司令官の将軍は、ジェイクのかつての上官だった。彼は、ウイルスと放射線の影響を受けると怪物になる証拠を突き付け、ジェイクとモリーに協力するよう恐喝した。怪物と戦うために、一般人をコントロールする手段を政府を開発したのだ。

 

その非感染手段は、政府には都合の悪いものだった。だがジェイクは、人間の自由意志の重要性を解き、彼の妻である女性研究者も協力して将軍が持つアップデート装置を破壊した。

 

<雑感>

 

核戦争が起こったときに、散布されたバクテリアと放射線の影響で人間が宇宙人のような姿の怪物になることが確認された。一般人を放置すると、宇宙人もしくは怪物との戦いの邪魔になる。そこで一般人をコントロールするために政府が自由意志を奪うウイルスを散布。それに感染しないジェイク自身が、コントロールの指示を出す電波塔の役割を果たしていた。

 

というのが大筋の流れ。でもいろいろ無理があるだろ。ジェイクが指示を出していたのなら、なんで一般人は政府のコントロールを受けていたのか?

 

☆2.5。奇を衒えばいいってもんじゃないぞ。