「パラレル 多次元世界」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

アイザック・エスバン監督によるカナダのSF映画。出演はアムル・アミーン、マッティン・ヴァルストレム、ジョージア・キング。

 

 

<あらすじ>

 

ノエル、ジョシュ、デヴィン、リーナの4人がパラレルワールドに繋がった鏡を見つけた。パラレルワールドの時間は180倍に膨張していたため、ずっとそこにいると未来がわかる。そこで宝くじやギャンブルで儲けようとするが、そういうものは同じではないようで、当たることはなかった。

 

そのわずかな差を、人生に生かせると考えた画家志望のリーナは、構図を工夫した作品を発表して注目を集めていく。ノエルはMITから未来の研究成果を奪って事業を大成功させた。

 

その裏で、鏡のあった部屋に住んでいた人物エドワードの妻マリッサが、向こうの世界でエドワードが死んだことにショックを受け、こちらの世界にやってきてこちらの世界のマリッサを殺していたことがわかる。そしてジョシュが不倫が絡んだ事件で向こうの世界で射殺されてしまう。

 

鏡の存在を警察に知られたくない一行は、ジョシュを向こうの世界のジョシュと入れ替えて事件を隠蔽したが、向こうの世界のジョシュは世界が違うことに驚き、精神を病んでいった。

 

世界を行き来することで、慎重だったデヴィン以外の人々は精神を病んでいった。しかもこのデヴィンは、こちらの世界のデヴィンが知っているはずの話を知らない。リーナは違和感を覚え、本物がすでに殺されているかもしれないと考える。

 

ノエルとジョシュは世界観の行き違いで揉め事を起こし、トラブルに巻き込まれる。リーナも向こうの世界のトレースばかりで嫌気が差していたため、デヴィンと協力して鏡の向きをずらす。鏡は向きがずれると世界が切断されてしまうため、こちらの世界に入ろうとしていたノエルが死亡。すっかり嫌になったリーナとデヴィンは、鏡を破壊した。

 

しかし、生き残り一緒にいるはずのデヴィンは、少し前に聞いた曲のことを覚えておらず、入れ替わった可能性があった。

 

<雑感>

 

ノエルが真っ二つになった場面がリアルなウルトラマンエースみたいでクスってなった。ところどころなぜかグロテスクで、あとはポリコレ配慮の人物配置。まぁそこそこの作品かな。

 

☆3.0。劇場鑑賞した後に無口になるくらいの何とも微妙な映画。